八島さんというと「からすたろう」がすぐ出てきます。それくらい「からすたろう」は印象的な絵本でした。
そして、「からすたろう」以外に、八島さんの作品は知りませんでした。
こういう作品も書いていらっしゃったんですね〜。
一昔前の生活辞典という感じです。
私が子どもの頃でも、「道草」って、普通にしましたし、途中で知り合いのおじさんやおばさんチによって話しこんじゃうの、小さな子どもでも普通にやってましたよね。
お店屋さんをやっているお宅なんて、この本でも紹介されている神庭屋さんなんかがそうですが、普通の家より、敷居がほんのちょっと高くなっていて、そこをまたいでお店の中に入る時の感じが、また「常連」というか「通な人」の感じで、子どもごろ子に楽しかったのを覚えています。
今の子どもたちは、顔なじみのご近所さんのおうちやお店に上り込むってことはしないし、できない時代になっているから、そのあたりはちょっとかわいいそうです。
こういう絵本で、そういう時代のあったかさみたいなものも一緒に感じてくれたら素敵だなと、思います。