「あかいボールをさがしています」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

保育施設「りんごの木」のあかいボールがなくなってしまい，それを探す園の子供達のお話です。
ポスターやチラシ作り，警察への届け，コンビニなどたくさんのお店にポスターをはらせてもらう，駅前でのチラシ配り。。
１つの物を探す一連の作業がリアル感がありお話に惹き付けられました。
４歳幼稚園年少さんの娘もよく聞き入っていました。
卒園直前の「りんごの木」でのボール探し，園児達に大きな成長を残したことでしょうね。
こういうみんなで力を合わせる経験は大切だな〜と思いながら読みました！

お気に入りの赤いボールがなくなった。
その後の園児たちの、思考力、行動力、団結力には唸るばかり。
これが実話ならば、素晴らしいことです。
残念ながら、私はこのような子どもたちに出会ったことはないのですが、この本には考えさせられることがいっぱいです。
子どもたちにはヒントいっぱいの絵本だと思いました。

赤いサッカーボールを失くしてしまって、子どもたちがボール探しに奮闘します。いつも使っていて思いでがいっぱいの赤いサッカーボール探しを、どう捜すかをみんなでミーティングしてる子ども達がとても頼もしく思いました。買ってしまえばそれまでですが、それをしないでみんなで協力して諦めないところを学べたと思いました。

一人ではとても出来ない様なことでも、仲間がいればアイディアを出し合って乗り越えられる・・・なんてたくましい「りんごの木」の子供たち！
「りんごの木」に行ったことはないけれど、イキイキと描かれた子供たちや園の様子が手に取るように伝わってきました。

友達みんなで使っていた大切なボールを失くしてしまった！！！

子供たちが、話し合い、行動にうつしボールを
探し出すまでを、子供たちの心の機微をリアルに
描きだした素敵な絵本です。

最初絵が子供の見慣れている可愛い絵本の絵とは
違うのですんなり入れるかな？と思いましたが
本当にあったお話の力強さをしっかり表現していて
読み終わった頃には格好よく感じました。

このお話を通じて感じたのは、モノに溢れた社会とか
物を子供は大切にしないとか言われる昨今ですが
毎日楽しく友達とサッカーを練習した、一人だって
物は子供にとっての思い出や、宝物に十分なりうるんだ
という事。諦めずにいろんなアイディアを出し合い
ボールを探すのはそれだけボールが大切だから。
そんな物（宝物）の存在が子供たちのこれからを支えて
くれるのではと思いました。

保育施設の「りんごの木」のみんなが大事にしている
赤いボール。蹴れば蹴るだけサッカーが上手になる！
でも、そのボールがなくなってしまいました。
公園で遊んだ後に片付けるのを忘れてしまったのです。

こういう出だしで始まって、兄ちゃんもドキドキ。
タイトルが「探しています」だから探すんでしょうが、
子供たちみんなで集まって「探そう！」「ポスターだ！」って
どんどんもりあがっていくのですが、大人の姿は見えません。
大人は子供たちがポスターを貼ってと依頼する相手だったり
通行人だったり。

すごいよね〜、兄ちゃん出来る？と聞いたら無理！て即答。

でもすごいのはコレが実話をもとにしているという点。
何か問題があったら子供たちに「ミーティング」という形で
話し合いをさせているのだそうで。

大人がこうしなさいって言わなくても、うまくサポートしてやれば
こんな風に自分達でやれるパワーがあるんですね。

問題が起こったらみんなで解決法を探す。そしてそれを実行する。
できるよ！がんばれ、子供たち！