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魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園」 みんなの声

魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園 作・絵:クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳:村上 春樹
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
本体価格:\1,500+税
発行日:2005年09月
ISBN:9784751522806
評価スコア 4.29
評価ランキング 14,897
みんなの声 総数 20
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  • オールズバーグさんの術中にはまっていた

     上手いな〜!
     表紙絵のトリミングされた庭木郡とタイトルの“魔術師”&“庭園”。
     ただ者の庭じゃない雰囲気が漂っています。
     
     絵はお馴染みのモノクロ。
     えもいわれぬ世界の入り口を感じさせてくれます。
     
     この作品は、絵のみならずお話の構成が良い。
     イライラさせられる躾のなっていないブルテリア犬フリッツ。
     読んでいて、この犬のお守りに最初から手こずらされそうな主人公アラン・ミッツ少年が心配でした。
     これが伏線となって、いよいよ昼寝後の散歩でアランが目にする“引退した魔術師アブドゥル・ガサツィ”の敷地入り口の立て札。
     ここから、どれだけ広い敷地に住んでいるのだろうと呆れます。
     と同時に、これだけの敷地の住人であると言うことは、相当の名だたる魔術師であったと、憶測を深めさせられます。
     見事にオールズバーグさんの術中にはまっていたのです。

     アランの制止を聞かずガサツィ氏の敷地に、入り込んでしまう分別の無いフリッツと責任感から焦るアランの対照的な様子。
     そして、ガサツィ邸正面の描かれたページの威圧感。
     迎い入れるガサツィ氏の存在感。
     子どものアランにおもねることもない計り知れぬ不気味さ。
     ひたひたと恐怖感が忍び寄ってきます。

     後半のアランの心情を思うと気の毒でなりません。
     そして、ラストでまたやられました。
     私は、魔術師の力を信じます。
     皆さんは如何でしょうか?

     このオールズバーグさんの作品も虚を衝かれるエンディングに、最終ページをなかなか閉じられませんでした。

    投稿日:2010/11/18

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  • くせになりそう

    • えっこさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子13歳、女の子10歳、女の子6歳

    オールズバーグの作品ということで手にとりました。

    細かく書き込まれた庭園の植物、それとは対照的に簡略化された人物、そしてその表情、白黒の絵、などなどが、ちょっと不気味な味をだしています。

    ストーリーには特別こったところはなく、最後の落ちも予想できる物でした。でも、なんとなくもう一度読んでみたい気がする要因は、絵の作り出す雰囲気なのかもしれません。恐いもの見たさなのかしら。

    でも、末娘には不評でした。落ちもわかってなかったようです。

    投稿日:2006/07/23

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    1
  • 不思議な絵本

    美術に疎い私は、ここでのレビューを見るまで、オールズバーグという名を聞いたこともありませんでした。
    多くの絵本の中から手に取り、絵が素敵だというだけで読みました。
    村上春樹さんの訳だったのですね。
    寝る前にベッドライトの中で、静かに読み聞かせるにはぴったりの絵本です。
    不思議な世界に引き込まれたまま眠りにつき、不思議な夢を見られるような、良い絵本です。

    投稿日:2018/09/25

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  • 世界観を盛り上げるイラスト

    文字が多いので、自分でスムーズに文章を読むことのできる年齢のお子さん向けかと思います。
    少々不気味なイラストが、おはなしの世界観を盛り上げており
    大人のわたしが読んで、とても楽しむことが出来ました。
    この作者さんの作品を、たくさん読みたいです。

    投稿日:2018/08/16

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  • 不思議な世界

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、男の子2歳

    魔術師の庭園に入り込んだ犬と、犬をうっかり入れてしまった少年。犬が魔術師にアヒルに変えられてしまいますが・・・。
    オチは途中でわかりますが、6歳の娘は最後まで読んでからオチがなんとなくわかったみたいです。
    絵の細やかさとモノクロの絵が、不思議な世界へ導いてくれます。オールズバーグの作品の中では今のところ一番、娘にもわかりやすい作品だった気がします。

    投稿日:2017/08/22

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  • ブルテリアって、不思議な話に合う犬種?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    魔術師の庭はすごいですね〜。特に入口のところ!この2体の少年の銅像(天使?)は、奥を指さして何を訴えようとしてたのかな〜。
    この絵には何か込められている気がして気になりました。

    後、アメリカの人たちが一般的に飼う犬って、このブルテリアの犬種が多いんでしょうか?それとも、オールズバーグが飼っているのかな?他の話にもこのブルテリアが描かれているんですよ。

    ストーリーはちょととおどろおどろしい不思議なお話でした。
    怖いお話や不思議なお話が好きなお子さんに特にお薦めしたいです。
    全編モノクロで描かれていて文章も長めなので、読み聞かせなどにはあまりお薦めできません。
    一人でじっくり細部まで楽しみながら読むほうがオツな気がします。

    投稿日:2011/11/25

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  • ?????

    インパクトのある題名と、ふしぎな絵で、「?マーク」のつく絵本です。
    帽子が好きでわがままな犬フリッツの散歩と留守番を頼まれたアラン。
    散歩に出かけたけれど「ぜったいになにがあっても犬を庭園の中に入れてはいけません。」と看板を出した引退した魔術師アブドゥル・ガサツィの庭にフリッツを逃がしてしまいます。
    インチキくさい庭の入口と、インチキくさいガサツィの姿。
    妖しげなお話です。
    フリッツはアヒルに変えてしまったと言われて、連れ帰るときにアヒルは帽子を取って空に飛び立ってしまいます。
    家に帰ってみると犬のフリッツは戻っているのですが、「?????」。
    あり得ないけれど、なぜか納得させられてしまうようなお話。
    読んでいる自分達もオールズバーグの魔法にかけられてしまったようです。

    投稿日:2010/04/24

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  • 余韻がたまらない

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    「犬を庭園の中に入れてはいけません」
    元魔術師のこの言葉。
    もし入ってしまったらどうなるのか、気になってしまいますよね。

    やんちゃな犬フリッツを預かることになった少年アラン。
    フリッツを追いかけて、この庭園に入ってしまいます。

    オールズバーグならではの余韻がたまりません。
    あれはやっぱり魔法だったのか。
    そうともとれるし、そうじゃないとも考えられます。
    どちらかといえば前者よりで、それは同じオールズバーグ作品の「西風号の遭難」でも同じようなにおわせ方のラストでした。

    そして、魔法だったとしたら、最初からあの元魔術師は魔法のとける時期を分かっていたのか。
    いろいろ考えるのがまた楽しいです。

    投稿日:2009/04/13

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  • 思いの外、大うけ!?

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子3歳

    図書館に行くたびに気になっていた「魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園」。
    オールズバーグの絵は好きなのですが、どこか不気味な雰囲気に、腰が引けて
    なかなか借りるまで至りませんでした。

    この絵本を自分で黙読した時は、「ん?」と腑に落ちなかったのですが、
    2度目で「ああ!」。
    オチが良いです!
    そこを娘がどう捉えるかも楽しみにしながら、一緒に読みました。

    絵は美しいけれど、そんなに面白おかしい話でもないかなと思っていたら、
    思いの外、大うけ。
    犬のフリッツが何にでも噛みつくところがおかしかったようです。
    何歳になっても単純だな〜なんて、あきれつつも嬉しかったり。

    そして最後の最後。
    娘は「やっぱり魔法だったんだ〜」とすごく嬉しそうな顔をしていました。
    私は最初、反対のとらえ方をしていたので、そうなのかとちょっとビックリ。
    ここで素直に魔法と見ることができなかった自分って、どっぷり大人の考え方
    なのかな〜としみじみ思いました。

    読んでいて、導入部分が少しややこしいなと感じましたが、全体的には
    すごく楽しめました。

    投稿日:2008/08/25

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  • ゾクゾクっとする

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    モノトーンで描かれたこの絵本は、一枚一枚の絵の精密さも心を奪われますが、緊張感たっぷりで最後まで謎だらけで、呼吸するのも忘れてしまうほど、じっくりと読んでしまいました
    作者は芸術家で、絵画や彫刻の作品が美術館で展示されているほどの方なので、1枚の絵に見入ってしまうのも仕方ないかな・・・
    その絵の精密さが、余計謎めいてすっかり読者を絵本の世界に引きずりこんでしまうような気がします
    最後の最後に、やっぱりアヒルにされていたんじゃないかな・・・と本気で思っちゃいますよ

    投稿日:2008/05/14

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