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講談社の「よみきかせ日本昔話」シリーズで、このシリーズは各季節・核年齢別で出版社からお勧めの1冊という形で出ているようです。 この「うらしまたろう」は夏の巻、5・6歳から でした。 もとになっているのは島根県の昔話だそうです。 太郎が助けたのは乙姫が化けたカメで、竜宮で開けてもらった窓の数は4つ。最後に太郎は年を取って消えてしまうバージョンではなく、 「おじいさんになって しまったそうな。 これで、おしまい。」としめらています。 たかな鮎子さんの絵は嫌いではありませんが、 全体ソフトな感じの絵と色彩で、あまり昔ばなしっぽく感じませんでした。 出版社が薦めている年頃の子どもたちが一人読みするのには、わかりやすい内容に収まっていると思います。
投稿日:2017/02/26
四季の窓については初めて聞いたような気がしますが、古典のとおり、私の記憶の通りのストーリーでした。絵もきれいで、子供にも評判が良かったです。 ただ、気になるのはなぜ開けてはいけない玉手箱を乙姫は渡すんでしょうね? おまけはてんぐのかくれみの。なかなか懐かしいお話でした。
投稿日:2012/12/13
浦島太郎について知らない人はいないくらい 有名な昔話ですが・・・。 私が知っている「うらしまたろう」は実は 童謡の歌詞での内容でした。 だから今回竜宮城の四季の間の描写はびっくりでした。 春、夏、秋と幻想的で美しい景色を堪能した浦島太郎。 でも荒々しい冬の海こそ太郎の故郷であり母を 思い出させる・・・。 どんな夢のような景色もかなわない、故郷のビジョン。 それを見てしまったことは浦島太郎にとって 良かったのか悪かったのかわかりませんが・・。 有名な昔話なのに、新たな発見のある、とても心に残る 絵本となりました。
投稿日:2012/12/12
いじめられているカメを助けたり、ふるさとや母親が恋しくなって竜宮城から戻ったりと、うらしまたろうという人物は本当に心の優しい若者なのだと思います。 こんなにも優しい心が持っていても、ハッピーエンドにならないことに、世の中の無常も感じるのですが・・・
投稿日:2012/12/02
7歳の息子と5歳の娘に読み聞かせました。 二人とも知っているお話でした。 絵がはかなげな感じで、海の青とも良くマッチしていて、 凄く良いと思いました。 良く知っている物語ですが、 じっくり読んでみるのも良いもんだなぁと 思えました。
投稿日:2012/11/30
「うらしまたろう」はみんなが知っているお話だと思います。 大人になって読んでみるとより一層時の流れの辛さがわかった気がします。 おとひめさまのいうことを聞いていたらうらしまたろうの運命は違っていたのでしょうか?
よく知っている「うらしまたろう」のお話ですが、これまで読んだものとはまたちがう味わいの絵本でした。 美しい乙姫様との夢のような暮し、四季を巡る部屋の存在など、美しい色合いで描かれた挿絵にうっとり。神秘的で不思議な世界を堪能しました。 一緒に読んだ5歳の娘も、キレイな絵に圧倒されたのか、じっと絵を見つめながら、静かに聞いていました。そして不思議なラストシーンでは、「なんで?」と悲しそうな顔をして・・・でもめでたしめでたしの話ばかりではなく、こんな風に余韻を残す物語も、たまにはいいなと感じました。 そして「おはなしもうひとつ」の『てんぐのかくれみの』のお話では、がらっと雰囲気が変わって、なんとも楽しいストーリー。娘はこちらを気に入って、キャッキャと声を上げて笑っていました。
投稿日:2012/11/26
「うらしまたろう」ならば知っていると思っていたのですが、読んでみるととても奥の深さを感じさせられます。 これだけ数多く出されているお話もあまりないのではないのでしょうか。 お話にもバリエーションがあり、描き方にも作者の思いがあり、ファンタジーであったり、ラブストーリーであったり、メルヘンであったり、ヤングアダルト系だったり…。 艶っぽい乙姫様がいたリ、可愛い乙姫様がいたり…。 この令丈ヒロ子版のお話は極めてオーソドックスな展開ですが、アレンジはラブストーリー系。 たなか鮎子さんの描き方は昼ドラ系です。 竜宮城には乙姫様とおつきの女官だけ、うらしまたろうが乙姫様にうっとりしてしまったり、新婚生活のような竜宮城の生活だったり、うらしまたろうが「一度故郷に帰ってくるよ」などと語るのは、連れあいの里帰りのようではありませんか。 うらしまたろうが竜宮城で甘い生活を送っている間の三百年。 死んでしまったお母さんは可哀そうですね。 なぜか、『てんぐのかくれみの』二本立てになっていましたが、『てんぐのかくれみの』が可哀そうでした。
投稿日:2012/09/05
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