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むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本

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はっけんずかんプラス 妖怪

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NO.6(ナンバーシックス) #3」 ママの声

NO.6(ナンバーシックス) #3 著者:あさの あつこ
画家:影山 徹
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,045
発行日:2004年10月
ISBN:9784062125857
評価スコア 4.33
評価ランキング 16,098
みんなの声 総数 2
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  • ネズミの微妙な心の変化に注目

    西ブロックでの生活を始めた紫苑は、「他人のことを気にしていたら生きていけない場所」にいながら、「同じ人間」という意識を変えられずにいたため周りから見ればとても危うい生き方をしていました。紫苑のこの考え方が、今までもそしてたぶんこれからも随所で危険に巻き込まれるきっかけにもなっているのですが、殺伐としたストーリーの中、紫苑の言動が唯一、読者側の感覚に近いということもあり、ホッとさせられる部分でもあるように思います。

    火藍からのメッセージを受け取ったネズミは、矯正施設へ潜り込むことを決意。それは自分のため?紫苑のため?矯正施設の新たな情報を知れば知るほど、それは困難極まりないことであり、どうするんだろう?どうなるんだろう?とドキドキさせられる展開が続きます。ネズミの微妙な心の変化も見逃せません。

    一方、「NO.6」内で暮らす紫苑の母・火藍。公園で危ういところを楊眠(ようみん)と名乗る男性に助けられるのですが、楊眠もまた、NO.6に家族を奪われた過去を持ち、火藍と同じ気持ちを抱いているのでした。ストーリーを読み進むごとに、「あんなこともするんだ」「こんなこともするんだ」とNO.6の異常なまでの管理体制が際立ってきて、恐ろしく感じてきました。

    そして古着屋で紫苑が偶然にも見つけた幼馴染み・沙布のコート。ついに紫苑が知ることとなった、沙布が連行されたという事実。紫苑は、沙布の救出へ向かうのか!?目が離せない展開、勢いのある作品だと思います。

    投稿日:2016/03/01

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  • 紫苑が、周りの人を変えていく

    整備された(されすぎた)都市「No.6」のうち、IQが高い者と家族しか住めない「クロノス」。そこにある日、逃亡者「ネズミ」がまぎれこみます。しかし「ネズミ」が子供だからかわいそう、とクロノスにすむ少年「シオン」が「ネズミ」を助けます。そのせいで、クロノスを追われ、まだNo.6にはいるもののそこの最底辺の街に住むことになったシオンと母カラン。そこへ、不思議な早く老いる病気の人が出てきます。無実の罪で殺されそうになるシオンを助けたのはネズミ。カランを置いて、街を逃げ出し西ブロックへいく紫苑。ネズミの家に住ませてもらい、寒すぎるので毛布代わりに犬を貸すイヌカシにも出会い、イヌカシに犬洗いの仕事をもらい、地に足をつけて生きていくことになる。イヌカシも紫苑の送り迎えに犬をつけてくれたり、少し汚れてきていた力河も紫苑を心配してネズミに文句を言ってくれたり、紫苑の優しさでみんなが変わっていきます。親友の沙布がなぜか逮捕され矯正施設にこっそりとらわれますが、3作目ではそこから彼女を助け出そうとする紫苑。さらにネズミも紫苑を心配して先回りして自分の全財産を投げ出そうとする。

    奇麗事で済まないことがあると教えてくれる本ですが、それでも、奇麗事を信じてそのために行動すれば何かが変わるんじゃないかと思わせてくれる本でもあります。子供向けで、主人公も子供なのですが、大人にも非常に面白い本です。これからが目が離せません。読んで損なし!

    投稿日:2012/06/10

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