移動するものたち(小学館集英社プロダクション)
谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本
むげんことわざものがたり(偕成社)
好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本
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冬支度の為冬物を出して、物干しに吊るして風に当てていると、片方の靴下が吹き飛ばされてしまいます。知りたがリやのはりねずみのハリーがその靴下に鼻を突っ込んだら針がささって抜けないだけなのに、動物達が次から次へやってきては、言いたい放題なのに閉口してしまうハリーでした。本音は、みんなハリーが羨ましかったんですね!動物たちが次に登場するのが右の鏡に映っているのが面白いし、左の鏡にはリサの様子が画かれていて、右、左の上段には物干しに吊るしてある物の様子がわかりとても隅々まで楽しめました。絵もとても丁寧に描かれていてよかったです。
投稿日:2010/12/13
一昨年の冬に本屋さんの絵本棚から衝動買いした、デンマークの冬の季節のお話。 主人公の「しりたがりやの はりねずみ」を始め、「ひよこをつれた めんどり」、「やかましやのがちょう」、「きのうえの ねこ」、「いぬの おやこ」、「こぶたと ははぶた」、「なかよしの こうま」などが、はりねずみのあたまに引っかかったリサのくつしたをめぐって、生き生きと登場してきます。 絵もお話も、実にリアルに丁寧に描かれ、冬の透明でヒンヤリとした空気の中で動物たちが繰り広げる楽しげなドラマの息遣いがきこえてくるようです。 人間の登場はしっかりした感じのリサひとりですが、(だから余計になのしょうか)、自然の中で共に生き暮らす人と動物に、生命の輝きを感じさせてくれます。 サブストーリーなどの凝った構成に、読むたびに新しい発見があるのでしょう。 季節とは関係なしに、5歳半孫娘のお気に入りの一冊です。
投稿日:2008/06/26
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