ゆびたこ(ポプラ社)
まほうのさんぽみち(評論社)
絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。
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5件見つかりました
1700年代のこと。 大航海時代のことなんですが、 海で使える時計がありませんでした。 つまり経度(現在地)がわからない状態で航海していたのです。 当時は振り子時計しかなくて、 振り子は揺れると正確に時を刻めず、 海で使える時計が望まれていました。 で、生涯をかけて海で使える時計を作った職人の話。 田舎の大工出身のため、物理学者からバカにされて、 なかなか成果が認めらずたいへんな思いをしますが、 不屈の精神で成し遂げました。 ジョン・ハリソンさんが、素晴らしい。 そして物理学者が、サイテーです。 体裁は子ども向けの本なんですが、 緯度とか経度とか ある程度知っている年齢のお子さんが読むと理解しやすいかと思います。
投稿日:2021/09/22
時計職人の生涯が凝縮された素晴らしい伝記絵本です。 今でこそ当たり前のように溢れている時計が、緻密な精密機械であることは間違いありませんが、海上でも使える携帯時計が18世紀の職人が、一生を捧げて完成させ、精度を高めていったことに驚きました。 それも、簡単にはその成功を認めようとしない評議委員会の圧力に屈しない精神力で、次々と新しい時計造りに挑み続けた姿には、畏敬の念を禁じ得ません。 高学年向けかも知れませんが、このような技術史を学ぶことの大切さを感じます。
投稿日:2016/10/19
伝記絵本です。 大工の家に生まれ、長い航海にも使える時計作りに一生をかけたジョン・ハリソンの物語。 彼の時計への情熱とアイディアには驚きました。 得てしてえらい方々というのは頭が固く、融通が利かないものですが、それでも根気強くコツコツと己の信じるものを作り続けるというのは、とても大変なことだったと思います。 ジョン・ハリソンの腕前とその努力について、この本ではこうだったあぁだった伝えてくれていますが、 彼が生涯時計作りに専念できたのは、 彼の腕や信念を信じて陰ながら支え協力してくれた弟や息子、奥様だったのではないでしょうか。 彼の作った時計はもちろん世界の技術の発展に役立つたからでしょうが、 ジョン・ハリソンが持っていた宝物は家族だったのじゃないかなと、思いました。 電気ものなので少々説明が長く小難しいくだりもありますが、読み始めると一気に読めてしまえる面白い内容だと思います。 小学校の高学年くらいから中学生、高校生の皆さんにもぜひ読んでもらいたいです。
投稿日:2014/08/25
1693年にイギリスに生まれたジョン・ハリソンは大工の父をもつ兄妹が5人いたのです 向学心のある少年ジョン 当時、学校がなく 読み書きをを父親から学び教会の牧師さんから数学の講義のノートを借りて 独学で時計を作るのです 探検家たちは 経度を研究していたのです・・ そんな中 「経度を測定する方法を見つけた者に2万ポンドをあたえる」という噂を知り、 ジョンは弟と二人で海で使う時計の研究を始めるのです ジョンは誤差の少ない航海の時計を作るのです 何度も 何年もかけて なかなか認めてもらえなくても けっして諦めず自分を信じて研究を続けたのです なんという 賢さと諦めない強靱な心の持ち主だった事でしょう! 67歳になり視力も衰えます それでも ひたすら研究を続けるのです(ローソクの灯りを頼りに研究するのです) こんな人がいたことをこの本で知りました 人間、ジョンの すばらしさ! 驚きました。 息子のウイリアムが 西インド諸島行きの船に乗り込みH-4の銀時計(直径15cm) 「時間誤差2分」の正確な時計を作ったのです すごい! 80歳のジョンは国王に認められたのです! 何という強靱な人でしょう その後 経度を知ることになるのです すごい伝記に出会えました! 私たちは、現代では、地図で緯度や経度を知り世界を知ることができます。また、飛行機で世界のあちこちへ行くことができます ありがたいことです これらは みんな ジョンのような、すばらしい研究家が、私たちに残してくれた遺産だと思いました たくさんの人、特に、若い人に読んでほしいと思いました
投稿日:2012/12/18
五年生になった息子が、最近学校で伝記を読むということがありまして、伝記のコーナーを見ていたら見つけた絵本です。 最近の流れとして伝記漫画と伝記絵本というのがありますね。どちらもとっつきやすいということでしょうか。 1700年代、緯度は測れても経度を測る時計はありませんでした。大工職人だったジョン・ハリソンはそれに果敢に挑戦します。 完成しても賞金がもらえるまで長い道のりがあるのですが、本人はもちろん家族も必ず時計ができることをあきらめなかったというところが、すごいなあと思いました。 いろんな伝記を読んでいると、あきらめない志、努力というのが何にもまして欠かせないことがわかります。 ジョン・ハリソンの言葉として「すでにできている道をたどるよりも、道なきところに道をつくるほうがはるかにむずかしい、とはよく知られているところであります」と最後にありました。 先駆者ゆえの苦労、喜び、絵本なので、お話自体は長いものではありません。 ジョン・ハリソンの功績、作られた時計は、博物館に収められているようです。 こうした世界を変えるような発明が、有名な学者でなく一般人から生まれたことに心躍るような気がしました。 大人が読んでもおもしろいです。
投稿日:2012/07/17
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