世の中のおいしいものを食べつくして、つまらなそうなおじさん。
珍しい大きなソラマメを食べて大変な目に。
町中に混乱が広がって、市長さんにとりあえず苦情を言うみんなと、
言われても困るという表情ありありの市長さん。
どこぞで日々繰り広げられてるような光景に、
風刺的な感じを抱かせる間もあらばこそ、
急展開で一挙解決。
現実はなかなかそううまくいきませんが、
「専門外の一市民」の「行動」が突破口になるのが、
清涼剤のような効果になってるおかげで、読後感もスッキリです。
テンポのよさが、お説教ぽさを消し去っていることもあり、
おすすめです。