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生きとし生けるもの」 みんなの声

生きとし生けるもの 作・絵:M.B.ゴフスタイン
訳:谷川 俊太郎
出版社:ジー・シー
税込価格:\1,650
発行日:1990年05月
ISBN:9784915619304
評価スコア 4.43
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みんなの声 総数 6
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  • 悲しみのひとはけ 

     絵本編集者の末盛千枝子さんは、この絵本の作者ゴフスタインについて「どこかに悲しみの影があるというか、悲しみのひとはけが塗られているから」彼女の本が私たちの心を打つと言っています。
     「悲しみのひとはけ」というのは美しい言葉ですが、とても難しい言葉だとも思います。
     何故ならゴフスタインの絵本には特に悲しいことが描かれているわけではありません。
     むしろ「仕事」をテーマに描いている作家ですから、もっと強いものがあります。
     けれど、末盛さんの言うようにゴフスタインの作品には「悲しみのひとはけ」を感じます。
     
     それは何故か。
     おそらく私たちが生きるということの中に避けることのない「悲しみ」があるからではないでしょうか。
     私たちは必ず死を迎えます。そのことによる別れの「悲しみ」は誰にでもあります。
     ゴフスタインの絵本の大きなテーマである「仕事」もまた私たちが必ず受け持つ営みですし、ゆえにそこには「悲しみ」も生まれる。
     そのことを感じとって、末盛さんは「悲しみのひとはけ」と表現したのではないでしょか。

     原題が「NATURAL HISTORY」というこの作品はもっと広い世界を描いています。
     とても美しくて、「遠くからはとても平和に見える」私たちの星。けれど、そこでは人々が殺しあったり自然を壊したりしている。
     「豊かさをわかちあおうと」生まれてきたはずなのに。
     そして、ゴフスタインはこう強いメッセージを出しています。
     「すべての命を苦しみと恐れから守るのだ!」。
     谷川俊太郎さんの訳がゴフスタインと共鳴し合う瞬間といっていい。

    投稿日:2018/12/09

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  • 地球と私たち

    タイトルがとても身構えていますが、地球で営まれている断片を客観的に見てみると、安心して暮らせる地球にしていこうということなのでしょうか。
    概念的な断片と飛躍が、この絵本を難しくしています。
    絵がこじんまりして、あまり語ってくれないのも、インパクトの弱さの原因かも知れません。

    投稿日:2018/11/21

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  • 美しく心に響く文章

    ゴフスタインの絵本にハマって、いろいろと作品を読んでいます。
    こちらの絵本は、特に谷川俊太郎さんの訳文に、しびれてしまいました。一文一文がとても美しく、心に響きます。「豊かさをわかちあおうと 私たちは生まれてきたのに」という言葉は、とくに胸に響きました。
    現実の厳しい部分を突きつけられて、少しドキドキしてしまいましたが、ラストには穏やかであたたかい気持ちになれてよかったです。

    投稿日:2013/11/16

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  • 自然の大切さ

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    人間のなかには自分達が一番偉いと感じ、自然を無駄に壊したり、他の生き物を犠牲にしたりするものが少なくないです。

    でもこの地球は生きているみんなのものであって、自然があるからこそ私たちは生きていけるんですよね。
    そんなことを改めて感じることのできる絵本です。

    とてもシンプルでかわいらしい絵本なのですが、すごく重みのある内容だと感じました。
    私たちが自然を大切にし、命を大切にすることができたら、この星は平和で幸せに包まれるのではないでしょうか。

    投稿日:2009/02/07

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  • やさしい絵と簡潔な言葉

     友人からプレゼントされて読んだ絵本です。やさしく、あたたかい絵にそえられた簡潔な言葉をじっくり読むと、人も自然の一部として、地球に住む全ての生き物と分かち合いながら生きていくことの大切さを教えてくれます。時々、ざわざわした雑踏の中で、自分を見失いそうな時に、声を出して繰り返しゆっくり読むと、心がだんだん落ち着く不思議な絵本です。おとな向けの絵本としておすすめの1冊です。

    投稿日:2007/06/05

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  • 地球の恵はだれのもの

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    高学年以上ではないと、むずかしい内容ですが、とても大切なメッセージなので、
    多くの子どもたちに、手にとってもらいたいです。

    宇宙の中の地球は、平和に見えても、実際には戦争もあるし、
    貧富の差も大きいし、地球の恵は人間だけのものではないと、書いてあります。

    地球に生きるすべての命は、平等でその恩恵をうける権利があるのですね。

    めずらしく、色のある絵です。
    淡い色合いが、ほっとする絵本です。

    投稿日:2006/11/15

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