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つなのうえのミレット」 ママの声

つなのうえのミレット 作・絵:エミリー・アーノルド・マッカリー
訳:津森 優子
出版社:文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2013年03月28日
ISBN:9784799900208
評価スコア 4.78
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  •  百年ほど前のパリの街、そこでの出会いと絆の物語。

     ミレットは、パリで一番の宿の娘。世界中からやってくる旅芸人がゆっくり寛げるよう、一生懸命に働きます。 ある日、この宿に沈んだ様子の男の人がやってきて滞在します。引退した綱渡り師と名乗ったその人は、中庭で綱渡りをしていました。その様子を見ていたミレットは足がむずむず・・・。自分も綱を渡りたくてたまらず、練習を繰り返し、教えを乞い、綱の上で宙返りができるまでになりました。

     男の人は「神業のべリーニ」と呼ばれたすごい綱渡り師でしたが、一度、綱の上で恐怖心を持って以来、ショーを行うことができないでいたのです。しかし、ミレットの期待に応えるために意を決したべリーニは・・・。そして、恐怖心をなんとか乗り越えようとしているべリーニの姿をみたミレットは、自分も綱の上におどり出ます。

     年の差や経験値を越えて、同士としての絆を感じるこの二人の綱渡りの場面では胸が一杯になりました。満天の星空の下、綱の上にいる二人の喜びと真剣さ。見ているものにとっても息詰まる時間です。この二人の綱渡りが成功したかどうか、その先どうなったかは、最終頁に描かれたポスターがすべて物語っています!

     1993年度コルデコット賞、1992年度ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞、受賞作品。

    投稿日:2014/08/17

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  • 目を惹く「高さ」の構図がすごい!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子13歳

    自分の本当にやりたいことに出会って、それに向かって一生懸命に取り組む姿というのは、見ている方にも活力がわいてくる気がします。
    絵もストーリーも見応えがあり、さすが1993年にコルデコット賞を受賞しただけの作品だなと思いました。

    「綱渡り」がお話の主軸なので、高さと躍動感を感じる構図が多く、目を惹きました。
    ラストの夜空の中での綱渡りのシーンは、ファンタジックで素敵でした。
    小学校の4年生くらいから中学生くらいのお子さんたちの読み聞かせにお薦めです。

    投稿日:2014/01/04

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  • お互いへの思い

    表紙の絵の美しさがまず目を惹きました。

    宿屋の娘・ミレットは宿泊客のペリーニに綱渡りを習います。ミレットにとってペリーニとの出会いが綱渡りを始めるきっかけだったと共に、ペリーニもミレットとの出会いが再生へのきっかけであったというところが心を打つ作品だと思います。

    綱渡りを通じて育まれていく二人のお互いへの思いが、短いストーリーの中からとても伝わってきました。

    投稿日:2013/06/08

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  • まるで映画のワンシーン

    息子と図書館で読書中にみつけた本。
    絵が美しく、物語もすごくひきこまれました。
    絵本なので短くまとめられているのですが読み応えがあります。綱の上を生き生きと跳ねるミレットの姿が目に焼き付いて離れません。
    特に後半の2人での綱のシーンは勝手に脳内でBGMが流れ出すほどでした。年齢差のある2人の絆に胸打たれました。

    投稿日:2016/07/24

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  • 自分にうちかつ心

    表紙だけでなく、中の絵もとっても綺麗です。
    6歳の娘も「とっても綺麗な絵本!」と飛びついてきました。
    女の子の服装も可愛くて、そこも娘にはポイントだったようです。

    まず、綱渡りが6歳には未知の世界なわけですが、それだけでもすごいのに、それを小さな女の子が練習を重ねて、ついには成し遂げてしまいます。
    けれど、それを指導してくれたベリーニには心に闇をかかえています。
    極めたもののはずだったのに、闇に打ち勝てない自分との葛藤・・・。
    人生には一度はそんな場面があるような気がします。

    よく絵本をプレゼントしますが、プレゼント候補にいれたいと思いました。

    投稿日:2016/01/13

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  • 画面ががらっと切り替わる

    色鮮やかで美しい挿絵の絵本です。
    9歳の娘はこの絵本を読んで「画面ががらっと切り替わる」と言っていました。確かに映画を見ているような躍動感があります。
    ラストも、言葉はないのですが、その後のストーリーを想像させるような余韻を残すシーンになっています。
    長いお話ではありませんが、たっぷりと満足感を得られました。

    投稿日:2014/02/05

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