おつきみおばけ おつきみおばけ
作・絵: せな けいこ  出版社: ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
お月見の夜、おばけの子は泣いているうさぎの子をなぐさめてあげようと、おばけの子はお月見団子に化けてあげました。すると・・・。

ホームランを打ったことのない君に」 パパの声

ホームランを打ったことのない君に 作:長谷川 集平
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
本体価格:\1,200+税
発行日:2006年01月
ISBN:9784652040485
評価スコア 4.61
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  •  ホームランを打ったことがない。
     たぶんホームランを打ったことのある人の方がうんと少ないのではないだろうか。
     ホームランを打てる人の条件、まず野球をやったことがある人、バッティングにセンスがある人、相手投手の調子がよくない時、あるいは風の強さ。
     だから、ホームランを打った人はとってもうれしいはずなのに、ちょっと照れくさい。笑いがこみあげてくるはずなのに、それを奥歯で噛みしめている。
     でも、そんなことどもも、あくまでも想像。
     だって、ホームランを打ったことがないのだから。
     それは人生でもそうかもしれない。
     ホームランを打てる人生なんてそうそうあるものではない。

     長谷川集平さんの絵本はいつも何かを考えさせる。
     大きなことのはずなのに、けっして声高に語るのでもない。絵も派手ではない。
     静かに、大切なことを話しかけてくれる。
     この絵本はホームランを打ったことのないルイ少年が町でかつて野球がうまかった仙吉にホームランの何事かを教えてもらう話だ。
     仙吉は交通事故にあって野球ができなくなって、今はリハビリ中。
     けれど、ルイにホームランの魅力をやさしく伝える。
     仙吉は野球ができなくなったことを愚痴ることもしない。ただ、野球の素晴らしさを話し、ホームランの美しさを語るだけだ。
     それでいて、静かに、だ。
     仙吉を別れたルイはそのあとでゆっくりとバットを振り続ける仙吉の姿を見る。

     仙吉がどうしてバットを振り続けるのかをルイは知っている。
     ホームランを打つために、だ。
     けれど、そのホームランは野球の世界だけのホームランだけではないことにルイは気づいたかもしれない。
     そんなことを長谷川集平さんは声高にはいわない。
     長谷川さんの文と絵で、読者である私たちがわかるだけだ。
     ホームランを打つことは難しい。
     でも、ホームランを打ったことのない悔しさとか寂しさとかはホームランを打ったことがない者だけがわかることではないだろうか。
     そのことを大事にしているなんていえば、負け惜しみに聞こえるだろうか。

    投稿日:2014/06/29

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  • ヒーローになるために

    まだホームランを打ったことのないルイが、ヒーローを夢見て大振りしたバットが打ったのは、ボテボテのセカンドゴロ。
    野球少年ならば誰もが経験するシチュエーションですが、夢を現実にするためには、まずはヒットを打つこと。
    ヒットを打つためには日々の努力だと熱く語る仙吉には、とても大切なことを教わりました。
    でも、仙吉もホームランを打ったことがなく、しかも交通事故で苦労したことを知ると、「夢はあきらめないこと大事だと」も重ねて教えられました。
    スポーツ少年にストレートに伝わる絵本だと思います。

    投稿日:2015/05/26

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  • 野球少年に是非読んで欲しい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    作者のコメントが最高です。

    「6年前、妻が故障しました。
    ぼくは自分の仕事よりも彼女の療養につとめました。
    そんなぼくらを励ましてくれたのは、ふたたびグランドに立つことを夢見ながら我慢強くリハビリする野球選手たちの姿でした。
    <省略>
    長いブランクを経て、ぼくは復帰第一作は野球を描くことから陽気に始めようと決めました。」

    こんな背景から生まれてきている作品ですから、素晴らしいに決まっています。
    海外の作品の但し書を読むと、こういった背景から生まれた作品が多いように思うのですが、日本の作品でも増えればと思っています。

    さて、物語は、野球をテーマにしたもの。
    題も秀逸ですが、ストーリーも、現実味のある野球少年のお話です。
    さらに、諦めないことの大切さも盛り込んでいて、読み応えのある作品に仕上がっています。

    作者が言うように、野球を描いた絵本が少ないというのは、確かにその通りであって、我家でも次男が野球漬けになっているので、是非プレゼントしたいと思える作品でした。

    投稿日:2009/12/20

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