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あざみ姫」 みんなの声

あざみ姫 作:ヴィヴィアン・フレンチ
絵:エリザベス・ハーバー
訳:中川 千尋
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2000年
ISBN:9784198611507
評価スコア 4.67
評価ランキング 2,474
みんなの声 総数 8
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  • 子育てのあり方を考えさせられました。

    美しい色調の絵に惹かれて買いました。子どもを守ることばかり考えて、干渉や制限ばかりすると、子どもにとってはよくないということがメッセージとして伝わってくる本です。友だちはこの絵本を読んでから、子どもに干渉しすぎていると感じる時は「あざみ姫」とつぶやいて自分を戒めるそうです。

    投稿日:2007/05/25

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  • 幸せはすぐそこに。

    中川千尋さん訳のなかから選んで読みました。

    満たされない気持ちで過ごしている王さまとお后さま、娘もここで、「子どもがいないからとちがう?」と感づいたとおり、お二人とも子どもがいればと願っていたのでした。

    庭師の末のむすこがお城の庭で遊んでいる様子に、王さまもお后さまもお幸せそう。お庭に子どもたちの遊ぶ姿があれば、お二人はお幸せなのでした。

    それを見ていたあざみ(柳やゆり、ばら、けし、ひなぎく等のやりとりを聞いていると、あざみは格下なんですね、、そのあざみが姫になります!)は、王さまとお后さまの寂しさを何とかしてあげたい、と行動にでます。

    自分のことは、周りの人のほうがよく見えているのかもしれません。あざみ姫は、赤ん坊に姿を変えて王さまとお后さまの前に現れお二人を喜ばせます。そして、庭で子どもたちと遊ぶ姿で、王さまとお后さまをお幸せにしたいと願います。でも、お二人はなかなかそのことに気づかず、あざみ姫を無菌状態で育てようと、庭から子どもたちを閉め出してしまいます。

    お二人がようやくその愚かしさに気づいて、子どもたちをお庭に迎え入れたときに、あざみ姫は「ようやく・・」という言葉を残して、空に吸い込まれていきます。あざみのことを見下していた柳の、もうこんなことはしたくない、という最後のシーンも切ないです。

    5歳の娘は最後にあざみ姫が消えてしまったのが何故なのか、気になって仕方がなかったようでしたが、自分なりの答えを見つけてほしいので、「分かりたかったら、何度も何度も読みなさい」と答えておきました。

    投稿日:2016/12/08

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  • 美しい絵

    絵がとても美しく、絵画を見ているかのようでした。
    内容は、途中まで、この絵本は、悲しい結末を
    迎えてしまうのではないかと、どきどきしながら
    読んだのですが、明るく元気にハッピーエンド!!
    というわけではありませんでしたが、でも、心に
    響く終わり方でした。
    日本の昔話のように、教訓のようなものが折りこま
    れていて、静かに深く読むことのできる絵本です。
    大人の方にもぜひおすすめです!

    投稿日:2012/04/14

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  • あざみとやなぎの会話にひかれて

    むかしむかし 時の流れがまだ時計に刻まれなかった頃のお話です こんな 書き出しに、 吸い込まれました。
    子供のいない 王様とおきさきさま 芝が涙でぬれるまで泣くんです
    絵は淡い色で とても繊細に美しく描かれています 
    やなぎと アザミの会話も惹かれました
    子供がどのようにして生まれたか・・・・・二人の喜びようはすごいものでした
    親が 子供を愛するあまり、誰にも触れさせたくないというきもち
    しかし 姫は子供と遊びたかったのです!! 
    こどもたちは どんなに楽しい存在でしょうか
    この中に描かれているのですね  しかし 姫を愛する王様とおきさきさまは 塀高くし 子供を入れなくするのです
    お話は長いのですが 引き込まれて読んでしまいました
    姫のかなしさが・・・ 芝が涙でかれるまでなきました   
    とうとう気がついたのです  子供と遊びたい姫の気持ちに、王様は 子供たちをたくさんよび アザミの花を抜かせるのですが・・・・
    結末はなんだか 悲しいのです。 アザミから生まれた姫の運命でしょうか?(表現が美しい)
    塀を取り払った王様、たくさんの子供を 自分の子供のように遊ばせる王様たちに変わっていくのです
    これも 子供たちのおかげのように思えました。

    不思議なお話ですが 引き込まれて読みました
    長いお話何で 高学年 大人向きのおはなしですね。
    絵が魅力的でした!

    投稿日:2011/06/28

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  • 大人に向けて

    子供のいない王様達。お城の庭でかわいらしい赤ちゃんを見つけて、自分達の姫として大切に育てます。でも、大切にするあまり、姫の遊び友達まで遠ざけてしまい・・・


    とにかく絵がきれいです。
    眺めているだけでも、全てのページがすてきな絵本です。

    文章は長く、漢字もたくさん使われているので、ある程度上の年齢の子供からといった雰囲気です。

    親ならば、みんな子供が大切でしょう。
    王様とおきさき様の気持ちは良くわかりました。

    その気持ちから、友達を遠ざけ、囲うように育ててしまいますが、親として、気をつけなければならないと気づかされました。

    内容として、パパ&ママ向けかと思います。

    投稿日:2011/03/10

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  • 子育てを見つめなおすきっかけに

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    子供を待ち望むおうさまとおきさきさまのところにやってきた、かわいい赤ちゃん。
    それは庭の草や花や木からのプレゼントでした。

    この赤ちゃんのあざみ姫を、これでもかと過保護に扱うおうさまたち。
    自分たちの子育てを見つめなおすいいきっかけになると思います。
    過保護すぎても問題だし、放任しすぎていても問題だし、それぞれが子供を見つめながら考えることが大切ですよね。
    おうさまたちのように勘違いして、子供の思いすら聞けなくならないように。

    優しいタッチの絵が、とても心落ち着く絵本です。

    投稿日:2009/04/18

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  • 切なくも爽やか

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子2歳

    むかしむかし、と昔話の形で物語が始まります。
    確かにちょっと童話にありそうなお話。
    切なく、しかし読後感は不思議に爽やかです。

    やわらかい色の細かいイラストで進んでいくので、文章は少し多めですが、
    ゆっくりながめながら読み進めていけると思います。

    今の心配事が多いご時世、つい子どもを守ろうと過保護・過干渉に
    なってしまいますが、それだけでは子どもは育たないことを
    思い出させてくれる、どちらかというと、大人がハッとする絵本では
    ないでしょうか。

    投稿日:2008/05/09

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  • 花に命をもらった姫が残したもの。

    • 梨華さん
    • 30代
    • その他の方
    • 北海道

    色使いもイラストも言葉も柔らかく優しい雰囲気の作品でございます(o^_^o)
    花や草、露の香りが漂って来そうでもあり、王様とお妃様の姫を愛しむがゆえの心理描写やあざみと姫の心の葛藤が、静かにじわじわと伝わって参りました(..;)
    お子様から大人の方まで楽しむ事が出来る、切なくもございますが、心温まる作品です。

    投稿日:2006/08/22

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