『かがくのとも』1979年物です。
成虫のカマリキの形は結構好きですが、ページを開いてすぐの登場するカマキリのさなぎ(膜を破って出てくるころの姿)は結構気持ち悪い形をしています。
カマキリは一見してむしの中では「窯」を持っているし強そうに見えますが、さなぎから孵ったばかりの頃はサイズもかなり小さいし、天敵もいっぱいいるんですね〜。
あと、今さら(この年になって)「へぇ〜へぇ〜へぇ〜」と思ったのは、カマキリの目は暗くなると“黒くなる”と知ったことです。
さすが、『かがくのとも』!と、思いましたね〜。
読み終わって、高校生の娘と、カマキリってこうやって見ると生まれてきた(孵化したばかりの)頃とか、死んで茶色くなっていくとことか、
「なんだか、別の生き物みたいだね〜」といっていました。
しっかりしたコンセプトで描かれているので、低年齢のお子さんから中学生、高校生などにもお薦めできます。
身近に見る虫ですが、こういう本で改めてみると意外な発見に驚かされます。