復刻版で読みました。
よく見ると小さくタイトル(表紙)デザイン《堀内誠一》と書いてありました。
そうだったんですね〜。今の今まで気付きませんでした。
三芳悌吉さんの作品は初めて見ました。調べたら顕微鏡がとして、とても有名な方のようです。(でもあまり詳しい情報は見つかりませんでした)
私がまだ「幼児だったころ」は、近所には小さな池や畦道(田んぼ)、空地など、子どもたちの好奇心を刺激する自然がたくさんありました。
この絵本に登場する「ちいさな水辺」のようなところはいっぱいあったんです。
でも、今そういう場所が身近にある子どもの方が少ないかもしれないと、この絵本を見て思いました。
また、そういう場所があっても、様々な事情で子どもたちがその場所で子どもたちだけで遊ぶことは非常に少なくなりました。
せめてこういう本を手にして、普段見ることはできない世界に出会うことで、子どもたちが好奇心を広げてほしいと思いました。
表紙のミジンコのアップなんて、ものすごく特徴を捉えていて見ていて面白いです。
ミジンコって、学生時代に顕微鏡でのぞいたっきりですが、「心臓」みたいな形をしていて印象的でした。
その他にも水の中には、こんな不可思議な形をしたプランクトンたちがたくさんいたのだと、改めて思い出しました。
生き物や小さいもの(顕微鏡で見える世界)に様のあるお子さんたちには特にお薦めしたいです。
難しいことはなに1つ描かれていません。この絵本の中の世界を楽しんでほしいと思いました。