「森は生きている」のもとになっている民話だそうです。
やもめとその子供(ホレーナ)とままこ(マルーシカ)のお話です。みにくいホレーナは一年中遊んで暮らし、美しいマルーシカは一日中働かされる。シンデレラのようですね。やもめは無理難題を言い、マルーシカを冬の森へ追い出します。倒れそうになった時森の中で火を囲んだ12の月の精に出会い・・・。
最初、娘が本をパラパラとめくって見ていた時に「怖い本?」と訊いてきました。暗い森や大きな炎が怖く感じたのだと思います。冬の森の暗さは墨で描かれているのでしょうか、焚き火の赤がいっそう鮮やかに見えます。民族衣装(?)も目を惹きます。
お話は読みやすかったです。私は好きなお話ですが、子供の反応はあっさりしていました。昔話聞いた後ってこんな感じでしょうか。
「意地悪ばかりしてると、醜い女の子になっちゃうよ」と、娘を脅かしてしまった私は悪い母かなぁ。