「がたごとがたごと」で、子どもの心をわしずかみにした名コンビの作品です。
『ひらた・おでんがにやりとわらえば おにの はなにもはながさく』 なんて、テンポのいい言葉。
時代劇大好きの兄は、図書館でかりてくるやいなや、ひらたおでんのとりこになりました。
おさむらいにいじめられているかさおばけのぼうや、おばあちゃんこのおでんさむらいに自分の姿が重なったのか 本当に涙ぐむほどで。(旦那談)かぶとむしも出てくるし、季節を問わず我が家のバイブルになりそうです。
おばけのおんがえしもうれしくて、ひのたまをたいてくれたごはんを食べているその横に、かさおばけのぼうやからの手紙がひらりとあるのも、心憎い演出です。
なんで「こぶまきのまき」なのかも、読んで納得。
お願いします。どうか、子どものためにも、おでんさむらいファンのためにも是非シリーズ化してやってください。