みんなのいえ(文溪堂)
たしろちさとさんデビュー作が待望の単行本化!
3歳語辞典(小学館集英社プロダクション)
大爆発する息子の言葉を父がエピソードとともに記録した、クスリと笑えてちょっぴり泣ける新感覚エッセイ
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5件見つかりました
「森は本当に怖いところなのか」を知るために 森に行ったネズミの話です。 「行く」と決めて出発する前に 振り返って部屋を見回す場面は 安全なこの場所から 危険かもしれない森に行く 「覚悟」みたいなものを感じます 怖さを克服して 森にたどり着いたネズミは 森の本当の姿を知ります。 6年生に読む本を探していて出合いました。 慣れ親しんだ小学校を卒業する6年生に 餞として読んであげたいお話でした。 不安や恐怖に立ち向かい 自分の力で克服してこそ 自信や達成感も得ることができるし みんなそうやって成長していくものだ …そんなメッセージが聞こえてくるようでもありました。
投稿日:2009/10/21
怖がる自分を嫌になってしまう「ぼく」の気持ちは共感できます。 実際 道に迷ったかもしれないし、食べられてしまったかもしれない。 それでも前に進む「ぼく」は子供に勇気ややり遂げた時の充足感を 教えてくれるのかもしれません。
投稿日:2010/03/01
ヨーロッパの片田舎風の絵が素敵な絵本です。 森が恐ろしくてたまらなかったネズミ君が、思い切って森まで出かけ、帰ってくるまでのお話です。 文章が簡潔で読みやすいですし、絵も精巧で美しいので、無理なく読み進めることができます。 そして、さらっと読んでしまうと、なんてことのないお話です。 実際、我が家の子どもたちは、「そうですか、よかったね」という程度の反応でした。 ただ、10代半ば以上の子どもや、大人が読むといろいろ考えることの多い絵本です。 自分の恐怖の対象と向かい合う勇気、そしてそれを克服することによって生まれる達成感や自信を感じることができる本だと思います。 訳者の言葉にも、現代の子どもに対する大人の態度を見つめなおすきっかけになるというような意味のことが書いてあります。 一見、小さい子どもの向けのように思えますが、実は大人のための本かもしれません。
投稿日:2007/03/11
息子と読んだのですが、興味は薄かったです。 大人向けあるいは息子よりももう少し上の年になったらわかるようになるかもしれないと思いました。 もねずみが主人公である意味がよくわかりませんでした。 経験としてはすぐに思い浮かびませんが、できないと思っていたことができた時、自分一人で成し遂げた時の達成感、乗り越えたという感じがわかるような年齢であれば親しめるのかなあと思います。
投稿日:2009/11/14
題名に「森」とあるだけに、森の絵がとてもいいですね〜。 木々のすき間とか、草花とか、絵だとか、そごくこだわりを感じました。 一つ気になったのは、別にねずみが主人公でなくてもいいじゃん?ってところです。 こういった絵本ではよくねずみやくまが擬人化されて登場しますが、これは作者のなんかしらかのポリシーなんでしょうか?それともただ好きなだけ? 私は個人的に、こういう話は素直に人間の姿をしていてた方がいいような気がするのですが…。 稲穂らしき風景が見えるので、子ども達に読んであげるなら、秋口が効果的のような気がします。 本書には「何歳向き」という表示はありませんが、読んでみた感触では中学年くらいから楽しく聞ける気がしました。 自分で1人読みするのも、中学年くらいからがいいかと思います。
投稿日:2009/06/30
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