「ケイゾウさんは四月がきらいです。」がおもしろかったので、同じコンビの作品なので、どうかな?と思って借りてきました。
小学初級からとあるのですが、読み仮名のふっていない漢字もありますので、小学1年生の子どもが一人で読むには少し難しい気がしました。
ぼくが、格安で借りた家にはおばけがいました。でも、甘えん坊で頼りない小さなおばけなのです。
人を驚かして悲鳴を食べれば大きくなれるのに、おーちゃん欲がなくておばけのくせに怖がりなのです。
エピソードが6つあるのですが、最後のお話以外は、「おーちゃんってダメなおばけだな」と思ってしまいます。
でも、そのダメさ加減がかわいくも感じるのです。おーちゃんのかわいらしさに、ぼくが愛情を感じているもよく伝わってきますし、このまま大きくならずにそばにいてほしいとも思ってしまいました。
息子も描写でわからないこともあるだろうと思うのですが、おーちゃんのかわいらしさにはまったようで、一日一話ずつ楽しんでいました。