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かがみのなか」 大人が読んだ みんなの声

かがみのなか 作:恩田 陸
絵:樋口 佳絵
監修:東 雅夫
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2014年07月15日
ISBN:9784265079568
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 17
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  • 恩田陸さんのこわーい絵本

     絵本というのは、なんとも幅広い世界を網羅する出版のジャンルだ。
     この絵本は東雅夫さん編による「怪談えほん」で、絵本というのは子どもたちが眠りにつく前にお母さんが読んであげるというイメージがあるが、こういう怖い絵本を読んだら眠るに眠れないのではないかと思う。
     それでも人気シリーズであって、すでに何冊も刊行されている。
     しかも、書き手がすごい。
     これまでにも宮部みゆきさん(『悪い本』)や京極夏彦さん(『いるの いないの』)などが執筆している。
     そして、この本は恩田陸さん。
     といっても、直木賞を受賞する前の2014年の作品ではあるが。

     恩田陸さんの魅力は絵本に似たところがあって、さまざまなジャンルの作品を描けるとこともそのひとつだろう。
     この絵本にしても「怪談えほん」というだけあって、とっても怖い。
     鏡というもの自体、摩訶不思議なところがあって、それをたくみに使って怖さを演出している。
     そこは絵本だから恩田さんの文章だけでなく、絵を担当している樋口佳絵さんの見せる怖さの要素も大きいのだが。

     なんといっても、主人公の女の子が怖い。
     鏡の中の女の子は当然怖いのだが、それ以上にこちら側の女の子の扁平な表情の方がもっと怖い。
     もっともどちらがこちら側かそれはパラレルでもあるのだが。
     女の子は家や学校という日常を逸脱しない。しないが、そこここに鏡の世界が広がっている。
     日常ゆえの怖さといっていい。

     今夜は眠れそうにない。

    投稿日:2017/04/16

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  • いつでも みてゐるよ

    • やぎ座さん
    • 10代以下
    • その他の方
    • 山口県

    昔から「異世界への入り口」というような感じで描かれてきた鏡ですが、ちょっとひねった角度から恐怖の世界へと引きずり込む絵本だと思います。樋口先生の絵が作品と合っていて、読み応え・見応えのある内容になっています。目の描き方が特徴的で、小さい子が見ると怯えてしまいそうな場面もあります。

    鏡の中に一体何があるのか…それが何を意味しているのか…

    あなたを かがみのなかから いつでも みてゐるよ

    投稿日:2014/07/27

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    1
  • 一人で、鏡をみるのが、怖くなる。

    子どもたちに読ませる前に、読んでみた。

    目が、たぶん、死体のそれだ。
    死体が、ふと目を開いたらきっとこんな感じだろうと感じさせる。こちらをのぞき込んでいるような、でも何も見ていないような。
    明るいわけでも、暗いわけでもない、この背景の色合いも不思議と怖さを強調する。

    鏡というものが、人間の世界に意識されたずっと大昔から、この類の恐怖は存在していたのだろうと思う。

    投稿日:2024/01/19

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  • こわいこわいこわい

    この本、こわいです。
    いや、本当に今までみた絵本でダントツに不気味でした。
    表紙の絵からもう、不気味なんですけれど、
    読み進めていくと、本当にホラー。
    ちょうちょが沢山出てくるのは、ちょうちょにどんな意味があるのでしょう。(意味はなくとも、食べていることがもう怖かったですが)
    最後の上靴も。考え出したら夜眠れなくなりそうな絵本です。

    投稿日:2021/04/19

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  • 恩田陸さん!

    恩田陸さんの本は、親の私も何冊か文庫本で読んだことがあるので、子供向けの本もあると知って興味がわきました。
    恩田陸さん、幅広いお話を書く方なので、これはどんなお話?とわくわくします。
    こちらの本は怖そうですね(笑)。

    投稿日:2019/08/07

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  • 悪夢を引き起こす絵本

    どこかの小学校の怪談。鏡が気になる少女が、ある日突然、鏡のなかの人に、連れ去られる。話は単純だが、それに至るまでの絵が怖い。日常から異界に紛れ込むjまでの、少女の心理を見事に描いている。よく見ると小道具も凝っていて、怖い。意図的にやっているのだと思うが、少女たちも妖怪や宇宙人を思わせる、変な感じがして怖い。とにかく絵が怖いので、夜中に一人で読むと、もれなく悪夢が見られそうで怖い。だいたい一人でトイレに行けなくなる。そこには鏡があるから…いい年こいて、久しぶりに怖い思いをしました。大人が読んでも十分楽しめる怪談絵本。自分が子どもだったら、トラウマになっていそうだな…どうでもいいが、どうしてみんな眉毛がないのだろう?それも怖いわぁぁああ。

    投稿日:2018/11/20

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  • 女の子の瞳、モンシロチョウ。ぞっとします

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子17歳

    「怪談えほん(東雅夫:編集)シリーズです。
    作者は恩田陸さん!!絵本の世界でも「恩田ワールド」は健在です。
    ぞくっとする怖さがなんとも言えません。
    樋口佳絵さんの描く女の子たちの瞳は、物語にとても合っていて印象的で怖かったです。
    鏡を出入りするとき一緒に描かれているモンシロチョウは、灯りに惹かれて集まる蛾のようで、怖さを増長させるアイテムなのかなと、思いました。
    短い文の中に描かれている世界観がすごかったです。

    投稿日:2017/04/18

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  • 胸のワッペン

    • レイラさん
    • 50代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子22歳、男の子20歳

    怪談えほん6。
    中学校の読み聞かせで、この作品を読んでいた方がいました。
    そう、鏡って、少し不思議な存在だと思います。
    当たり前ですが、反転した光景は同じようで、同じでない、妙な違和感を与えます。
    主人公の女の子が、そのことを意識始めた時、
    そう、後半から、そのあべこべが動き出します。
    識別は、髪留めの位置、または、胸のワッペン。
    ほら、もう鏡が怖くなります。
    胸のワッペンが、「R」というのも、意味深です。
    主人公がランドセル姿なので、小学生からでしょうが、
    それ以上でも、十分怖いです。

    投稿日:2016/02/11

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  • もんしろちょう怖すぎ。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子2歳、男の子0歳

    もんしろちょう、よく見ると、色んな顔が隠れてるんですよ。私は元々蝶が大嫌いなんですけども、この絵本のお陰でより嫌いになりました。合わせ鏡は霊界に通じると言いますが、合わさってなくてもどこかに通じてしまっています。

    投稿日:2014/11/10

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  • 怖いもの見たさ

    怖いもの見たさを満足させるには良いかも知れないですが、チョッとこの絵は鏡に対する不信感を植えつけそうですね。
    鏡の中から見られている自分を想像してみたり、自分の中の邪悪を省みてみたり、読み手のイマジネーションに訴えかけるような、挑戦的なものを感じました。
    でも、きっと子供うけするのでしょうね。

    投稿日:2014/11/07

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