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ドングリ・ドングラ」 大人が読んだ みんなの声

ドングリ・ドングラ 作:コマヤスカン
出版社:くもん出版
税込価格:\1,320
発行日:2015年02月12日
ISBN:9784774322667
評価スコア 4.4
評価ランキング 12,555
みんなの声 総数 56
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  • 「ドングリ・ドングラ、あかい ひを ふく あの しまへ」、イタリアの歌「フニクリ・フニクラ」をもじっているのでしょうか。日本では「鬼のパンツ」の歌詞で知られる、あの歌です。
    とても期待して読んでみたのですが…。

    ドングリたちの旅路。なんだか軍隊をイメージしてしまいました。中世の十字軍みたい…。行軍という感じの絵です。剣など武器を持っているし。あるいは、植民地や荒れ地に送り込まれた開拓団でしょうか。自己陶酔&自己犠牲の賛美のようにも見えてしまいました。

    火山が爆発した土地+ドングリが向かう、で結末も予想できました。緑が失われた土地に新たに植物が芽吹く、という発想自体はステキです。最後のページは感動的でした。自然環境の再生とか、好きなテーマではあります。

    けれど、本来の自然界的にはどうなんでしょう…?
    旅の途中でリスが立ちはだかりますが、リスなどはドングリを食べてしまうと同時に、元の木から離れた所へ実を運んでくれたり、土に埋めて(もちろんリスは植えているつもりはないのですが)芽吹く手伝いをしてくれたりと、ドングリが子孫を残すのにちゃんと役立っているのですよね。
    というか、植物の果実って、動物に食べてもらうことにより種子を運んでもらい子孫を残すという、生存のための戦略であるところがありますよね。
    自分では動けないわけだから。

    また、海を渡るシーンでは、海岸にあったゴミに乗って船出していますが、ゴミは本当はあっちゃいけないでしょ。実際にゴミを利用してたくましく生きる生物もいますが、だからって、この本の中で、ゴミがあったから旅が続けられる結果になったというのはどうかと思いました。

    そもそも、長〜い目で見れば、火山活動や洪水も、人為的なものでもなければ、自然界のサイクルにちゃんと組み込まれてますよね。

    このお話が、例えば、ドングリだけでなく、いろんな生き物の協力や知恵を得た上で、みんなのふるさとである森を再生しよう!と試みるなど、ユーモアのある明るいタッチの話だったとしたら…、また少し、印象が違ったかもしれません。
    ドングリ達の悲壮感というか使命感というかと、テーマとの間に齟齬を感じました。絵本だから、ファンタジーだから、現実とは違う…という理由であったとしても、何だろう、モヤモヤっとすっきりしない印象が残りました。

    投稿日:2016/09/15

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    1
  • ドングリ・ドングラ〜    赤い火を噴くしまが ドングリのくるのを待っている
    ドングリたちの旅が始まる   
    こんな始まりで ドングリたちが 大集合 いろんなかっこうしたドングリたち  武器を持つもの 将棋をするもの
    見事な ドングリたちの大集合と 旅立ちの行列
    ドングリをねらう敵が現れます   りすです
    戦いますが食べられたものもたくさんいます

    行列は 赤い火を噴く島へ   冬を迎え春を迎え
    ドングリの中には 芽を出すものも現れます(残念ながら 旅からはずれます  芽を出し立派な木になれと言われ お別れ)

    旅は 丘を越え海を渡り
    大嵐の海を乗り越えやっと島にたどり着きます
    その荒れた島にドングリたちが  やって来たのは まさに この荒れた島に ドングリのきを大きく育てるためだったのです

    さあ この島に 緑豊かな ドングリ島ができるのが 楽しみです

    ドングリたちの 粘り強さに 感動し 応援したいです!

    投稿日:2018/01/18

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  • なるほどね!な、おはなし

    噴火した火山のある島へ、命をかけるほどの数々の苦難を乗り越えてまで何のために行くのだろうという疑問は、なるほどと唸ってしまうような結末で解けました。
    大抵の絵本では可愛く描かれるであろうリスが怪獣のように見えるのも面白く、多種多様なドングリたちは皆個性的で、あの有名なキャラ探しの絵本のような楽しさもありました。
    ストーリーを楽しむのも良し、絵を見て皆でワイワイするのも良し、といった感じです。
    余談ですが、ドングリを拾いに行きたくなりました。

    投稿日:2016/10/28

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  • この旅の目的は?

    赤い火をふく山を見て、どんぐりたちが、その山に向かうことに…
    そんな危険な場所にどうして向かうのでしょう。そのうえ、長い時間をかけて、大変な思いをして、荒れ狂う海を越えていくのです。その目的とは…
    ドングリ・ドングラのかけ声が、何度となく現れますが、時として、意味不明の掛け声になってしまう場面をあり、思わず笑ってしまいました。でもその状況は、笑いごとではありません。ドングリたちの気が抜けると、こんなことになるのかと。それもまた新しい発見でした。
    無数のドングリたちの描写には、ただただ目をみはるばかりでした。
    お話の流れから、自然の営みを強く感じることができました。

    投稿日:2016/09/28

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  • 旅の目的に感動!

    どんぐりの仲間たちの旅のお話ですが,その旅をするどんぐり達の数がすごいのです!
    火の山を目指すスタート地点のページは圧巻です。
    細かいイラストは,秋を感じさせる物も多数見ることができ見応えあって楽しかったです。

    りすに襲われそうになったり雪道を歩くことになったり,そして途中目が出て別れることになる仲間がいたり,ハプニングもありますが旅を続けるどんぐり達。
    火の山に向かうこの旅の目的とは!?
    その結末に感動さえ覚えました。
    何か目的を持ってみなで行動する力は本当にすごいですね。
    ただドキドキはらはらの旅のお話ではなく,自然について考えさせられる奥深さのある絵本に思いました。

    投稿日:2016/09/28

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  • ドングリたちの旅

    ドングリが旅に出る。
    そんな発想はしたことが無かったので、新鮮で面白かったです。

    とにかく絵が細かくて、とてもリアルなのに驚きました。
    ドングリの天敵、リス。可愛いはずのリスがドングリたちの首根っこをつかみ、大暴れしている!

    読み進めながら、真面目な話かと思いきや、「気が緩んで、うっかり芽を出してしもうた」とか、思わず笑ってしまいました。

    砂漠のような砂浜を越え、大嵐の海を乗り越えて、ようやくたどり着いた島で、ドングリたちは第二の人生を歩み始めます。
    裏表紙を見て、思わず「良かったね」とほほ笑んでいました。

    ドングリも、色んな種類が細かく描かれていてすごいですね!
    リアルとファンタジーの世界が上手く融合した、不思議な感覚のする絵本でした。

    投稿日:2016/09/28

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  • すごい使命感だなぁ

    「あかいひをふく島がぼくらを待っている」ってどういうこと?と思いながら読み続けました。すごい使命感ですよね。灰色の世界を変えるための旅だったんですね。
    ドングリの他にもまつぼっくりがいたりして、なんだか不思議で、どうして葉っぱを背負っているのだろう?とか色々と感じながら読み続けていましたが、最後にすべて解決。なるほど!!

    個人的には海を超えるところとかがすごいと思いました。あんな荒れ狂う海の中だったら犠牲者だって相当に多数だろうし。でも、これって、多分、ストーリー化されているけれども、今ある森とかも、そこにある木や草などが子孫をどうにしかして残そうとする気持ちがとてもあるからこそ、今も残り続けているんですよね。そんな樹木や植物の頑張りが詰まった本なんだなと思いました。

    とちのみたろうがアンパンマンみたいな感じと、途中でうかつにも芽を出してしまったもの達のシーンもくすっと笑えました。面白かったです。

    投稿日:2016/09/27

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  • りす怖い

    迫力がありますね。掛け声もリズムに乗って読めるので楽しいです。そして、りす登場。なんか怖い笑。
    ドングリ達がそれぞれに意志を持ち行動を起こし、ズンズンと突き進んでいく様子がとても格好よく、爽快でした。とてもいいラストだったと思います。

    投稿日:2016/09/27

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  • あふれるエネルギー

    • すずらんぷさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子20歳、女の子19歳

    細かい部分に目を向けると、ちょっと無理のある展開とも言えなくもないですが…迫力と勢いで軽々とそれらを乗り越えてしまうような、パワフルな絵本です。
    最初、遠くの島から煙が上がった時、なぜ、どんぐりたちがそこを目指さなければいけないのかが謎だったのですが、そういう目的があったのですね。最後まで読み進めて、納得しました。
    突っ込みどころは結構あります。秋のイメージの強いどんぐりたちが、なぜか上半身裸の南国風の身なりだったり、途中で芽が出てしなったら旅を続けられない、という理由も、わかったような、わからないような…。
    マヨネーズの空き容器で、荒れた海を渡るのも、ちょっと難しいよなぁ、などなど。
    でも、そんな小さな疑問も彼らの熱量に圧倒されて、まあ、いいかという気持ちになってしまいました。
    ページの隅々まで書き込まれた絵は、見応え十分。ひとつひとつのどんぐり、その種類による違いも、丁寧に描き分けられているのがよくわかります。
    読み終わった後は満足感いっぱい。私も一緒に冒険に行ったような気持ちになりました。

    投稿日:2016/09/21

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  • どんぐりの使命感

     火山の島に向かう、たくさんのどんぐりたち。噴火でなくなってしまった森をつくるため、、、。どんぐりの使命感!のお話がおもしろいなと思いました。
     「うっかり芽をだしてしまい、いっしょに行けなくなった」どんぐりたちもいるんですね。

     いろいろなどんぐりたち、着ているもの手に持っているもの、細かく描かれていて楽しいです。どんぐりたちの、にぎやかな声が聞こえてきそう。

     最後のページ、たくさんの芽がめばえています。これからどんどん大きくなって森になっていくんですね。

    投稿日:2016/09/20

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