今は、ネットでほぼ全てのものが買えたり、キャッシュレスでお金を出さずに買えたり、複雑な消費税がかかってきたり、商店街が減っていたり、さらには感染症対策で子どもとゆっくりスーパーに行くことすら憚られる世の中です。100円玉を握りしめておつかいに行く時代ではなくなってしまったので、だからこそ娘には100円の価値を絵本を通してでも感じてもらいたいなと思いました。
でも残念なことにこういったことは経験を通してでしか身につかないような気もします。この絵本をきっかけにできるだけお金を意識してもらいたいなと思い、買ったものや食卓に並んだものを「これは〇〇円だったよ」「高かったよ」「安かったよ」などと話すことにしました。今の子どもたちに必要な経験について考えさせられました。出会えてよかった一冊です。