縦長の装丁に、深いグリーンの背景、印象的な表紙絵に惹かれました。
心待ちにしていた入学式で小学校にやって来たウタちゃんが出会ったのは、
大きなクスノキ。
以来、仲良しになっていたのですが、6年生になったある日、
老朽化した校舎建て替えのため、クスノキが伐採されることになったのですが、
ウタちゃんが行動して、移植されることになったのですね。
クスノキに対する思いがストレートに伝わってきて、
もしやと思って調べたら、やはり実話がベースになっているようですね。
しかも、モデルとなったクスノキは今も実在するとか。
それだけに、メッセージにリアリティがあったのですね。
クスノキをめぐる、生き物たちとの関わりも知る事が出来ます。
何より、子どもにだってできることがあるということ。
その行動力に拍手したいです。
小学生に読んでいただきたいです。