保育園の園長をしています。
今日は4歳児クラスのお昼寝前にこの本を読みました。
優しい語りかけと淡い色調の写真に、子どもたちは心地良く眠りに付くはず。
読み始めると案の定うっとりと夢の世界に引き込まれそうになっていました。
ところがその時、一人の男の子が言いました。
「園長先生!このお魚4匹とも目、あいてて、ねむってないじゃん!」
それをきっかけに 他の子も次々と
「さっきのクマノミも目あいてた!」
「明るいからまだ夜じゃないよ」
「うわー!おっきい虹!」 と、みんな思っている事を口々に言い出して
もう、お昼寝どころではありません。
とんでもない絵本でした。
こうなったら、お昼寝は諦めて、とことん付き合います。
「園長先生もね、海に潜ってお魚の写真撮るんだよ。」
「お魚はね、目をあけたまま眠るんだよ」
そう話すと
「へえ〜っ!」と、みんなびっくり!
「お魚って凄いんだね」
すっかり満足した子どもたち、今度読む時はきっとぐっすり寝てくれることでしょう。
好奇心いっぱいの子どもたちに新たな発見をさせてくれる、とても素敵な絵本です。