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絵・文: 川浦 良枝  出版社: 白泉社 白泉社の特集ページがあります!
お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。

いのちの花」 12歳〜のお子さんに読んだ みんなの声

いのちの花 作:そのだひさこ
絵:丸木 俊
出版社:解放出版社
本体価格:\2,000+税
発行日:2003年
ISBN:9784759222302
評価スコア 4.43
評価ランキング 9,327
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12歳〜のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 理不尽

    無実の罪を背負って死罪となった5人の若者。
    どうして、村人は人身御供を出さねばならなかったのだろうか。
    作者が被差別部落に伝承されている話を基に書いた話は、本文よりも解説において饒舌である。
    武士にとって差別民は物同然の存在だったのである。
    自分たちが生きるためには、あまりの理不尽を受け入れざるを得なかった時代があった。
    芝居で酒乱を働いた武士に手を下した5人の若衆。
    度を過ぎたのかどうかはさておいて、武士は町人に嘲られることを良しとしない権力を持っていた。
    そのために抜いた刀には、鞘に納めるに足るものがなければならなかった。
    その矛先が被差別の民に課せられた。
    5人の罪人を作り出さずにはおれなかったのである。

    一族の存亡のために、命を投げ出した若者がいた。
    これは、若者にとて理解に苦しむ話である。
    理解できなければ、事実として受け止めるしかない。
    なかったことにするなど、権力の傲慢である。

    この絵本を見ていて、思わず吐き出した言葉…。
    「江戸末期の史実をもとに作られ、自費出版されていた作品の再版。」と紹介されていた。
    再版した出版社においても、極めて運動志向のある性格を持っている。
    作者の熱い思いを受け止めなければいけない。
    絵を描いている丸木俊さんもまた、世の理不尽を描いている。

    投稿日:2011/03/27

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