2歳7ヶ月の息子に読んでやりました。電車やバスばかりではなく、ちょっと絵本らしいものも・・・と思ったら、とてもいい本でした。
まず、字が少ない。読む手間とかそういうのではなく、少ない分絵が語っているんです。14ひきのねずみの家族の本なので、それぞれのストーリーがあります。それを全部文にするよりは、母と子でそれぞれのストーリーを考えたり、確認したり・・・そういうのが楽しいんですよ。
そして、絵がシンプル。私たちは名前は無視して、それぞれのネズミを追いかけていきましたが、ちゃんとねずみが追いかけられるほど丁寧だけどシンプルな絵なのです。そして、とてもリアルなので、虫などもよくわかります。のいちごなんておいしそう!息子は焼きたてのパンに感動の声。
そしてなによりも、ストーリーがやさしいです。朝起きてから、みんなで朝ごはんを作って食べるまでの短い時間ですが、それぞれが協力して、役割分担をして、でも、兄弟間のいざこざや助け合いもあって、といろいろ。でも、わかりにくい部分なんてなにもないんです。クイズみたいな語り口調も息子は気に入っているみたい。
このシリーズはまだあるようなので、また読んでやりたいですね。メルヘンちっくだけれど、普通の生活を描写しているだけのやさしいほんですから。