私の大好きな長谷川義史さんの絵…。あったかいほのぼのしたラーメンを食べている男の子の絵。
初めて読んだ時、涙が出てしまいました。
6年生の読み聞かせで使いました。
最初は子ども達は「ラーメンに戻るんじゃ」とか、「おしっこしよる」「パンツ!パンツ!」など言い、笑顔で聞いていましたが、日本ではテレビを見たり、野球をしたりしているその時、隣やそのまた隣の国では、同じ位の子ども達が畑を耕したり、パンを売ったり…。
女の子が赤ちゃんを背負っているシーンのあたりから、子ども達の表情が変わりました。いつもにぎやかな子ども達が静かに真剣な表情で絵を見つめていました。
今、自分達が学校に行き勉強しているその時、『生きる』為に働いている子どもがいる。今、大好きなお菓子を食べているその時、食べる物がなく倒れている子どもがいる。『生きる』ということの大切さをわかりやすく教えてくれた本です。