夢の中・・・
白い花の咲く一本の木の、左側が朝で右側が夜。
四本足のおんどりがなぞなぞを出す。
目が覚めてから解いてゆくケニー。
ケニーは「だれかさんだけのヤギって何だ?」というなぞなぞの答を
見つけて帰ってきたあと、お母さんに書いた手紙の署名に
「おかあさんだけのケニーより」としました。
最後の方の謎解きのあと
その署名の場面を思い返すと、
本当にさびしい気持ちが込められていたのだと
みぞおちが絞られるように切なくなります。
うちでは
9才の娘が何か読んで欲しいと言うので
隣で声に出して読んでみたところ
辻褄の合っているような合っていないようなところが
わからない話に感じたのか
ぐうぐう寝てしまいます。
それでも寝入り方から考えると、
かなり気持ちよくなる話みたい?
四本足のおんどりはさすがです。
異形の者の霊力を感じます。
(私が住んでいる下鴨でも
三本足のからすが神さまのお使いをしているらしいですが・・・)
四本足のおんどりは言います。
「願い事は願った事で半分近づいた。」
半分も進めるのなら、願い甲斐もあるというものです。
あとの半分は
願う者の気力と行動力で進んでゆけという事でしょうか。