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まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

すずの兵隊さん」 7歳のお子さんに読んだ みんなの声

すずの兵隊さん 絵:フレッド・マルチェリーノ
訳:おぐらあゆみ
原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1996年
ISBN:9784566003651
評価スコア 4.57
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  • 絵の奥深さが堪能できます

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    「すずの兵隊」は、言わずと知れたアンデルセン童話。
    1838年のクリスマスに発表されています。
    その作品の再話に絵を描いたのは、フレッド・マルチェリーノ。
    彼は、1991年の「ブーツをはいた猫」で、コールデコット賞を受賞しています。

    物語は、
    「むかし、25人のすずの兵隊さんがいました。
    みんな兄弟でした。
    おなじ古いスプーンから、つくられたのです」
    という書き出しで始まります。
    そして、ただ1人の兵隊さんには足が1本しかありませんでした。
    最後に作られたので、すずが足りなくなったからなのですが、その発想が素敵です。
    この兵隊さんは、紙でできたバレリーナの恋するのですが、後ろに足を上げているので同じ片足にしか見えないというのが、大きなポイントでしょう。
    また、紙で出来ているというのが、大きな伏線となっています。

    それにしても、この舞台となっている家は、大変なお屋敷です。
    そこの住む人たちの豊かさと、飾られているだけの人形達の対比もまた、見事なものと言えると思います。

    すずの兵隊さんは、小おにの企みによって、外の世界に放り出されてしまい、息もつかせぬ冒険が繰り広げられます。
    その冒険活劇は、なかなかスリリングで、かなり惹きこまれてしまいました。
    そして、数奇な運命に導かれて元のお屋敷へと戻るのですが、これでハッピーエンドでないのが、アンデルセン童話たる由縁といったところでしょうか。
    悲しく切ないエンディングは、読み手の心を打つに違いありません。

    原作を良く覚えていないので、どの程度忠実な作品かは分からないのですが、ストーリー以上にフレッド・マンチェリーノの描く絵が、中心となっている作品です。
    絵が物語るとは、まさにこのことであって、絵の中にさまざまなストーリーを見出すことができるでしょう。
    何度見返しても、この絵の奥深さに感動せずにはいられない、そんな作品です。
    クリスマスに読むに相応しい作品として、オススメです。

    投稿日:2011/11/23

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