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持ち主に置いていかれたおもちゃのビルが、必死に持ち主を追いかけるお話です。 ビルの懸命さに心打たれたり、ちょっと笑ってしまったり。 絵は古いですが、魅力はたっぷりです。一度、読んでみる価値ありの本だと思います。いいものはいいですね。
投稿日:2017/04/23
名作と知っていましたがなかなか読む機会が無く図書館で見つけて読んでみると、、、お話も短くて読みやすいです!リズムよく駆け走るビルの姿が面白いし、こんなにもわくわくするお話だったのかとおもいました。もっと長くて難しい感じかなと思っていたけれど。これなら2歳の次男もお気に入りで読んでいます。
投稿日:2015/02/26
強烈に印象に残る絵本です。一度読んだら忘れられません。 ある日メリーのところにおばさんから遊びにいらっしゃいと招待状が届きます。メリーは自分のもちものをトランクにつめて出かけようとするのですが、なんどやってもトランクに入りきらず、ぜったいに外せない兵隊人形のビルを忘れてしまいます。 がっくり肩を落とし、床に水たまりができるほど号泣するビル。でもビルは諦めずに起き上がって走り出します。そのすさまじい姿はちょっと笑えます。 そしてメリーに「かしこいビル!」と褒められるビルは、とてもかっこいい。 訳者による解説もとても興味深かったです。
投稿日:2015/01/06
絵がとても面白いです。 娘が一人で読んでも理解できるとても楽しい絵本です。 よく、なんと、なんと!と大きい声で読んでるのが聞こえてきます。 トランクにつめて、入れ替えて、というシーンでは、どこに何が入っているのかチェックしたり、ビルが走っているシーンもメリーに追いつこうと必死になっているのが伝わってくるし、読むだけではなく目で見てもとても楽しめるよい話だなと思いました。
投稿日:2013/05/02
メリーは、おばさんの家に泊まりに行くため、トランクにおもちゃを詰め込みます。 でも、詰め過ぎで試行錯誤するうち、大切な兵隊の人形・ビルを入れ忘れてしまい・・・。 よく名作として紹介されており、もう少し長くて固いお話かと思っていましたが むしろ文章は短く、走るビルの疾走感あふれる、ユーモラスなお話で 息子も「結構面白いじゃん。もう1回!」 私も「かしこいビル」がいちいち可笑しかったです。 兵隊なのに、泣きすぎでしょう! シンバルを手にはめたまま、汽車よりも速く走っちゃうの? 急いでいたのに、花束を用意していたなんて、紳士すぎるでしょう! 素朴な手書きの文字と独特な絵は手作り感がいっぱいで 作者の娘さんへの愛情が伝わってくる気がします。 3歳くらいのお子さんから、園児さんにおすすめです。
投稿日:2012/01/17
ウィリアム・ニコルソンの1926年の作品。 彼は、実娘のメリーのためにこの作品と、「ふたごの海賊」の2作を描いています。 特に、この作品は、イギリスの絵本史上、歴史的価値ある作品として位置付けられているとのこと。 表紙を見て、バートンの作品かなと思って手に取ったのですが、確かに、この作風は多くの絵本作家に影響を与えたのは間違いないでしょう。 既に、一世紀も前の作品となろうというのに、決して色褪せたものではありません。 物語は、主人公のエミリーが、おばさんから招待の手紙を貰うシーンから始まります。 それからが大変。 持っていく荷物を纏めるのですが、あれやこれやで、トランクに収まりきりません。 こうした行動って、子供にはありますよね。 特に良いのは、登場するおもちゃのリアリティ。 メリーが所有していた実物を描いたとのことなので納得です。 そこで登場するのが、近衛兵の人形のビル。 トランクに入れ忘れられてしまい、泣き伏してしまうのです。 それからのスピード感のある展開が、この絵本の一番の見所でしょう。 擬人化した人形と人間とのやり取りには、やはり惹きつけられてしまいました。 人形と人形の関係を、実に丁寧に描いているのに好感が持てます。 古典作品で、良い味わいを醸し出している作品です。 絵本を考える上でも、貴重な一冊と言えそうです。
投稿日:2010/10/26
お話は女の子がおばさんの家にお泊りに招かれて大事な荷物をつめて、出かけます。ところが大切な宝物のビルという兵隊さんの人形を忘れてきてしましました。ところが、ビルは自分で女の子が旅をしているところまでやってきてくれたというものです。 最初はなんだかわかりにくい気がしましたが、何度も読むうちに女の子がどんなにうれしかっただろうと思うと本当にビルはかしこいと思いました。小さいころに大事にしていつもそばにいてほしい友達のような宝物、その存在を思い出させてくれた親のためにもなる絵本だと思います。 息子はなんとなくわかりづらかったようですが、また、機会を見てよんでやりたいと思います。
投稿日:2010/02/14
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