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おうじょさまとなかまたち」 大人が読んだ みんなの声

おうじょさまとなかまたち 作・絵:アローナフランケル
訳:もたいなつう
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2008年06月
ISBN:9784790251644
評価スコア 4.22
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  • 謎のイモムシ怪獣

    幻想的で心象風景のような絵の中で、少し怖い物語が展開します。
    そのギャップに戸惑ってしまったのですが、作者が、幼い頃にホロコーストを経験して生還したユダヤ人であり、イスラエルに移り住んだ女性であるということで、今のイスラエルで起きていることに、妙な因縁まで感じてしまいました。

    ゾウとウマとイヌとネコとハリネズミとトリとハチという、妙な組み合わせの仲間たちと暮らす王女さまのところへ、不思議なイモムシが現れました。
    害される都度に大きくなっていくという、憎しみや怒りの象徴のようなイモムシです。
    ハチに刺され、トリに突かれ、またハリネズミに刺されと、被害をうけるたびにイモムシは巨大になっていきます。
    虐待を喜ぶような姿は怪獣のように表現されています。
    巨大化を続けた怪獣は、平和な国に襲いかかるような姿にまで変身していきます。

    王女さまの仲間たちみんなへの憎しみをエネルギーとしたイモムシは、最後に王女さまと対峙します。
    そこで王女さまは、迎え撃つのではなく優しく諭すのです。
    「もう良いでしょう」
    戸惑ってしまって気を削がれたイモムシ怪獣は、怒りを鎮めるかのように小さくなり、元の大きさになり、サナギになり、蝶になりました。
    虹色の蝶は、王女さまと仲間たちとともに暮らすようになります。
    平和の象徴のような描かれ方に、頷くばかりです。

    イモムシと向き合い、攻撃し続けるのが、今のイスラエルの姿ではないでしょうか。
    今の現実を、作者は嘆いているに違いありません。

    投稿日:2024/02/15

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  • 王女さまがいいです

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    いじめられるたびに大きくなるというイモムシ。
    みんなを挑発してどんどん大きくなっていきます。なんだか悲しい設定だと思いながら読みました。
    最後に登場する王女さまはイモムシをいじめず、「もういいでしょ」と語りかけます。
    …いいなーと思いました。
    王女さまは立派な人ですね。なかなかこのセリフ言えないって思います。

    投稿日:2015/01/19

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  • ガザへの攻撃…

    日本にいると平和ボケしてしまいますが、
    世界のどこかで戦争に苦しんでいる子どもたちが
    たくさんいること…。
    ガザのニュースを見るたびに
    心がいたみます。そして、戦争は
    ぜったいいけないと思います。
    そんなときに、ある本の書評にあったこの絵本。
    作者はユダヤのホロコーストを経験したイスラエルの作家。
    この人は、いま、どんな気持ちでいるのだろう…と
    きれいな絵を見ながら思いました。
    おうじょさまに、「もう、いいでしょ」と
    言って欲しい…。

    投稿日:2009/01/21

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  • 気高い志し

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子17歳、男の子14歳

    作者はポーランド生まれのユダヤ人で、幼い日々にホロコースト(大量虐殺)を経験し、12歳でイスラエルに移民したと紹介されてます
    生死にかかわる惨事を体験したことを全く感じさせない、美しい色彩、画風に心が和みます
    嫌悪や恐怖をえさに、どんどん大きくなっていくイモムシに、勇敢におうじょは平和の心で「もういいでしょ」と言葉をかけます・・・そしてイモムシは・・
    平和への深い願いがこめられたメッセージが含まれていますので、幼稚園の年長児位から小学校高学年まで、読み聞かせ出来ると思います
    ぜひ親子で読んでほしい絵本です

    投稿日:2008/11/26

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  • 王女様

    王女様の髪の毛の色と風に颯爽となびく様子の表紙が素敵だったのでこの絵本を選びました。王女様の仁徳を感じられる絵本でした。王女様の優しさが皆を包み込み幸せにしていく様子が素敵でした。柔らかな絵のタッチと王女様の人柄が重なり合っているようでとても素敵でした。芋虫も王女様の御蔭でとても綺麗に生まれ変わる事が出来てきっと幸せだったと思います。皆を幸せにする力を持った主人公は本当に魅力的でうっとりしました。

    投稿日:2008/11/23

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