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かいけつゾロリ(13) かいけつゾロリのなぞなぞ大さくせん」 大人が読んだ みんなの声

かいけつゾロリ(13) かいけつゾロリのなぞなぞ大さくせん 作・絵:原 ゆたか
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:1993年06月
ISBN:9784591030868
評価スコア 4.54
評価ランキング 6,896
みんなの声 総数 12
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  • 前作「なぞのうちゅうじん」で、あやうく結婚させられるところだった宇宙人の王女様が、ゾロリを諦めきれずに地球まで押しかけてくる。偽の婚約者を用意し、適当にごまかして逃げようとする我らがゾロリ。しかし計画は上手くいかず…

    なぞなぞが全てに優先する世界は、大変だ。いたるところになぞなぞがあり、なぞなぞが解けないと先に進めない。時に命の危険すらある。もちろんなぞなぞを解く&作るのが上手だとエリート扱い。モテるし、将来も有望。地球とは違う価値観、美的感覚が新鮮な一冊。
    地球では迷惑がられているゾロリも、宇宙の基準では優秀で魅力的な王子様候補者となる。今までいたずらをし放題なゾロリだが、この作品ではあまりの宇宙人の理不尽さで、ゾロリがかっこよく見えてくる。

    基準が違ってくると、見える世界が全然違ってくる。
    何か困ったことがあったら、考え方を変えて世の中を見たら、うまい解決法がみつかるのではないか、と気づかされる。…とは深読みしすぎか。

    あちこちになぞなぞがあるので、物語となぞなぞの2つの楽しみがありボリューム感満点。答えは宇宙文字で書かれているので、前作の宇宙文字対応表が必要になってくる。
    2冊売りつけようとする、戦略的な児童書だ。まいった。

    投稿日:2021/04/12

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