息子が3歳のとき、つんつくせんせいシリーズにはまりました。
つんつく先生は、先生とは思えないキャラクター設定で、
見事なまでの強欲っぷり。
毎度毎度、おいおいと突っ込みを入れたくなる展開で、
3歳児までが「あーいけないんだー」と思わず声をあげるほど。
今回は、遠足の途中で見つけたどんぐりを一人占めするところからお話が始まります。どんぐりを子どもたちにあげたくないってどういうことですか!しかもリスの夫婦が冬の間に食べるために一生けん命集めたものだったのに。
リスの夫婦から相談されたハリネズミは、つんつく先生からどんぐりを取り返すためにあの手この手を用意しますが、つんつく先生もどんぐりを守るために必死です。その切り抜け方もお見事。最後は親子で大笑い。
いけないことをする子が登場する絵本は多々ありますが、いけないことをする先生が登場する絵本は、なかなかないです。逆転の発想がおもしろいです。
世の中ダメな大人もいます。息子が挨拶しても返さない近所の人のことを息子にどう説明すればよいやらとか、いつも思うのです。大人も人間。先生も人間。人間にはいろいろな人がいるんだってことをそろそろ知ってていいんだと思います。