最近お化けや鬼に興味がある息子が図書館で表紙を見て選んできました。
息子は何度も読んでくれとせがみますが、私はどうも好みではありません。一つには、職探しというテーマが面白おかしく描かれていることに違和感を覚えるのと、もう一つは、何をやってもうまくいかない場面が長過ぎて、読んでいてこちらが暗い気持ちになってしまうからです。
また、自分で文字を読める子供ならいいですが、読んでやるだけではその場面が何をしているのかの説明がない部分が多々あります。具体的には、豆腐屋、傘屋、髪結い、呉服屋、染物屋、籠屋、看板屋、刀鍛冶屋、石屋、ガラス吹きの10場面の文章は、それぞれ、「さてそれからというもの」「いろいろと」「しごとを」「やってはみたが」「ながーい」「はなが」「じゃまをして」「なにを」「やっても」「うまくはいかぬ」です。絵を楽しみながら文章を聞く子供にはあまり適切ではないのではないかと感じました。
それなのに、息子は毎日「読んで」と持ってきます。天狗が鼻で苦労するのが面白いみたいです・・・。