自分だけの文明を作る。
文明や文字と言えば世界史で習った、古代エジプト等々の
時間と人の手をかけた壮大なロマンだと思っていました。
このウエズレー君は自分の庭でその文明をいとも簡単そうに
作り上げてゆきます。知恵を絞っているのでしょうが、
そのあまりの自信と余裕に簡単そうにやってのけるように
見えてしまいます。悪戯っ子からも次第に尊敬を勝ち取る等
痛快です。
表紙をよく絵本ナビで目にしていたので、図書館で見つけた時は
すぐに手に取りました。「子供にどうだったこの本?」と聞くと、
「面白いよ!すごく面白い。この子自分の文明や文字まで
作っちゃうんだよ」と目を輝かせて教えてくれました。
早速ページを開いてお話を読んでくれました。
さりげなく個々の個性を優しく後押ししてくれるそんな絵本です。