4歳の娘と読みました。
正直、「医者通い」と、「医者が、良い。」をかけあわせた、
ダジャレ関係の軽く笑える絵本だと思って読み始めたのに、
とんでもなかった・・・!
パンダのファンファンがヤンさんに拾われてから大きくなっていく様子。
体が弱いファンファンを、必死に病院についれていくヤンさん。
お腹が痛いといっては自転車に乗っけて山越えて、
寒く雪の降る悪天候の中でも病院へ、
大きくなって重くなってからも自転車へ乗っけて山越えて。
そう、子育てとは、病院へ連れて行くことではないか、
そう思ってしまうほど、子供のことを心配し、
どんなにしてでも病院へ連れて行った記憶のある私には、
なんだかヤンさんの姿にジーンと来ました。
そして最後には、ヤンさんを病院についれていく、
成長したファンファンの姿。
私も、そういえばよく熱を出して、
両親にしょっちゅう「いしゃがよい」をさせたものだと
ここへ来て初めて思い出しました。
子育てを必死にする親の気持ち、
必死に子育てをしてもらった親を思う気持ち。
短いお話なのに、なんだか本当に泣ける一冊です。
この絵本、旦那に見せたら、号泣するんじゃないだろうか。