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きみとぼく(文溪堂)
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あしながは野良たちが言うには「悪いやつ」「ひどいやつ」。 その部分を読んだときは、子どもたちも「うわー」 「ひどーい」と一緒になってあしながを悪者にしていました。 でも、あしながの本当の姿、つぶやきを知ったとき、 心がぎゅっとなったようでした。 「あ、ぼく、まちがえちゃった・・・」とつぶやく子どももいました。 みんなが言っているからそれが正しい。 よく知らないけど、そうらしいよ。 こういった偏見は、大人にたくさんあると思います。 ぜひ、1年に1度くらい読み続けていきたい一冊です。
投稿日:2008/09/11
自分の目で見た情報よりも噂話を信じてしまったり、まわりの意見に流されて偏見の目で見てしまったり、そういうことって多かれ少なかれどんな人でもあるんじゃないかなと思います。 でもそれで人を傷つけたり本当のことが見えなくなるということを、子どもたちにも知ってほしいし、SNSがある以上なかなか難しいことなのかもしれませんが、とても大事なことだと思いました。 こちらの一冊は、分かりやすいストーリーとしっかりとした起承転結で、ストレートにそのメッセージが伝わります。読み聞かせをするには少々長いのですが多くの子どもたちに読んであげたいなと思いました。
投稿日:2021/11/04
野良犬たちに大きな誤解をされていた、犬のあしながの正体は、同じ野良犬でとっても良い奴でした。 人の噂って、誤解が知らず知らずに規定事実のようになってしまうのは、人間社会でも同じですね。 事実を知ったケンの行動は、とても良かったです。 これで、あしながはみんなの仲間入りできるかな。
投稿日:2020/12/31
6歳5歳の娘たちと読みました。犬の世界の話なんですが、こんなこと、人間の世界にもある!ある!と思いながら読みました。噂が勝手に一人歩きして、悪物になってしまっていたあしなが。結局、本当かどうか、実際にその犬、その人に接しないとわからないんですよね。子供より、大人が読むと心に響くお話だと思います。
投稿日:2015/02/17
読み初め息子は真剣な顔で恐々聞いてましたが、意外な展開で真実が分かり親子共々見つめ合いました。 優しいあしながさんに読みながら涙が出そうでした。 春からは小学生の息子に、お友達の悪い話を聞いても自分が見ていないなら信じたり、人に話したりしないよっと話しました。 息子には良い時期に読んであげれたと思いました。 私も色々考えさせられ大人も楽しめる本だと思いました。
投稿日:2012/03/26
あるある、こんな事・・・。 実際会ってもないのにうわさだけで決め付けちゃうって。 本当に?本当にそうなの? これって悪い噂ほど先走りしていきがちで、失礼な話ですね。 いけない、いけない・・・。 自分の目で耳で判断していく力、惑わされない勇気も大切ですね。 よくニュースになる‘いじめ’、される側・する側どちらも 孤独感と向かい合わせ。 自分を信じる強さを持ちたいものです。
投稿日:2010/11/24
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