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うさぎたちのにわ」 大人が読んだ みんなの声

うさぎたちのにわ 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1979年
ISBN:9784769020103
評価スコア 4.43
評価ランキング 11,658
みんなの声 総数 29
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  • うさぎを飲み込んだへび

    りんごの好きなうさぎのはなし、と副題にあります。
    にんじんが食べ放題の庭に住む、2匹のこうさぎが主人公です。
    ある日、年寄りうさぎが出かける際に、
    「にんじんは好きなだけ食べていい。だが、りんごには手出ししないこと」と
    忠告するのですね。
    キツネにやられるから、ということですが、なかなかスリリングです。
    そして、案の定、にんじんが無くなって、りんごを食べることになるのですね。
    大きなヘビとの出会いもドキドキです。
    でも、このヘビ、何だか親しみやすいじゃありませんか。
    そして、とうとう、キツネとの遭遇。
    その解決策がすごいです。
    うさぎを飲み込んだへびの図、星の王子さまの「ゾウを飲み込んだウワバミ」のようで愉快です。
    年寄りうさぎもこの状況に、複雑な心境だったようですね。
    寓話のようですが、シンプルに爽快な読後感でした。

    投稿日:2022/01/10

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  • 予想をうらぎられ

    「木の上のりんごに手を出すな。狼にやられるぞ」という忠告をやぶってしまうコウサギたち。もしや、悲しい結末なのか、なにか、そこに教訓でもとかんぐって読んでいましたが、ことごとく予想をうらぎられる、おどろきの展開でした。そこがおもしろく、印象にのこる作品です。
    子どものほうが、素直に楽しめる内容かもしれません。

    投稿日:2015/10/11

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  • 書き出しが うつくしい
    世界一幸せだった うさぎ 赤い目と黒い目
    うん? 
    にんじんが好きなうさぎたち
    ある日 年寄りうさぎがしわがれ声で「にんじんはすきなだけ食べても良い りんごは 手出しはしないこと きつねにやられるぞ」こう言ってでかけました
    えっ? アダムとイブではないけれど・・・・・
    この言いつけを守れなかったうさぎたち   りんごの木の下で、みつけたにんじん?  なんと お話の展開が・・・・へびがでてきたので 食べられると思いました
    でも・・・・ このへびは 友達になったのです
    おもしろい展開だな〜
    でも きつねがやってきて 食べられそうに  うさぎたちは どうなるのかしら 危ない!    へびがのみこみました  あっ!    へびを疑ってしまった私です

    ところが 友達だったから  きつねから まもってくれたんです 
    へびの怖さを知らない うさぎたち 
    そして、年寄りうさぎの言いつけを守らなかったうさぎたち   
    レオ=レオニの言いたかったこと  ちょっと 深い話です

    こども達は 素直に ハラハラどきどきして 良かったねと喜ぶのでしょうね

    投稿日:2015/06/02

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  • いろいろな考え方ができるように

    レオニ作品の中では、異なる雰囲気の絵
    長老うさぎに「木の上のりんごは食べるな」と 二匹のこうさぎが 言われるところから始まります。

    フレデリックでは、アリとキリギリス
    マックマウスさんでは、カフカの変身
    この作品では、聖書のアダムとイヴの話など

    レオニは過去の様々な作品を別の視点から描きたかったのかなと思いました。過去の作品はどれも最後は悲劇のお話ですが、レオニの作品ではハッピーエンドで終わっています。
    もしかするとレオニは、子供達に否定的な話はしたくなかったのかな。とすら思いました。

    林檎を食べてしまったあとに、へびに食べられてしまうのではとハラハラしましたが
    へびに助けられるうさぎたちに心が温かくなる優しい作品です。

    毎日あれもこれも「だめだめ!」と子供に言ってしまっていますが
    親としてこの作品をよみ、子供の自主性や興味までも損なわないように気をつけたいと感じました。

    個人的には、レオニ作品は、子育てをするかたに読んでほしいと思います

    投稿日:2011/12/13

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  • 重厚な中身です

    • ポピンズさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子8歳、男の子3歳、男の子0歳

    蛇・りんご・庭で大人なら誰もが聖書を連想するでしょう。
    大人読者を意識した、作者の狙いが読み取れます。
    子どもには、子どもに向けたメッセージ、大人には、大人に向けたメッセージ、ダブルミーニングを持つ読み応えある内容に加え、この絵の素晴らしさで、重厚な一冊と思います。
    聖書がもはや絶対的ではない、一歩進んだ解釈も、絵本の絵のベールを通して伝えられると、自然に心に入ってきます。
    子どもたちにとっても、純粋に、うさぎやへびという親しみある動物が出てくることから、約束を守る、食べる・食べられる、という物語に不可欠な冒険要素もあり、楽しめないわけがありません。
    レオ・レオーニの作品世界の深さに感服です。

    投稿日:2011/12/05

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  • 食べちゃった!?

    ヘビと仲良しになった子ウサギ。
    リンゴの美味しさをしったところ、キツネに襲われてしまいます。
    そのピンチの場面に逃げ込んだのが、ヘビの口の中!
    食べちゃった!?
    と思ったら、おなかの中で守ってくれたのですね。
    深く信頼していたからこそ、口の中に入れたのだと思います。

    しかも、ヘビと子ウサギの合体で、キツネを追い返しています。
    ヘビだけの力ではありません。
    3匹の力が合わさったことによって、キツネに勝てたのだと思います。

    投稿日:2011/12/02

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  • 先入観?

    リンゴの好きな、子うさぎのお話です。
    「リンゴに手を出してはいけない」と年寄りうさぎに
    言われていたにも関わらず、食べる物が無くなった子うさぎ達は、
    リンゴに手を出してしまいます。

    いつも熟れたリンゴをもいでくれるヘビと仲良くなった子うさぎ達。
    てっきり、リンゴをたらふく食べさせて子うさぎ達を丸々と太らせてから
    ガブリ!と頂くヘビの作戦なのかと思ったら、そうではないようで。
    旅から戻ってきた年寄りうさぎも、結局リンゴを食べてるし。

    年寄りうさぎの先入観を、子うさぎ達が取り除いてしまった、
    ということなんでしょうか。こうやって決まり事を破ることから
    新しいことは始まっていくのかも知れません。

    結局、何を伝えたかったのか作者の意図がよく解りませんでした。。。

    投稿日:2011/12/02

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  • かわいらしいイラスト、ハッピーエンドな物語、
    子どもが読んでも、大人が読んでも楽しめる作品です。

    しかし、この作品には、楽しいだけでなく、
    とても強いメッセージが込められていると思いました。

    -----------------------------------------------------

    大人は子どもの<やる気><勇気>そして<考える力>を
    のばす機会を、つい手を出しすぎて止めてしまうことが
    多々あります。

    本当に危ないことは止めさせなければいけませんが、
    そうでない場合は、子ども自身が経験して、
    学んでいくのです。

    そして子どもたちは、いつか親が驚くような
    成長をしているのです。

    -----------------------------------------------------

    実は最近、児童センターの先生から
    「お子さんに手を出しすぎないで。
    子どもは経験を通していろいろなことを学び、
    ちゃんと危なくないよう考えて行動するからね。
    子どもは賢いよ!」とアドバイスをもらったんです。

    おそらくレオ・レオニさんも
    児童センターの先生と同じことを、
    この作品の中で言われているだと思います。

    投稿日:2011/11/24

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