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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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マシューのゆめ」 大人が読んだ みんなの声

マシューのゆめ 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
ISBN:9784769020172
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,443
みんなの声 総数 47
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  • ここには

    色の魔術師と称されるレオ・レオニ。

    彼の絵本は、どのページを開いてもハッとするような鮮やかな世界が広がっていて、
    正に魔法にかけられたように、一瞬にしてその空間に引き込まれてしまいます。

    その数ある絵本の中でも、特に広い世界を持っているのが、この“マシューのゆめ”だと思います。

    そこに「スイミー」のような広い海がある訳ではありません。
    物語の舞台となるのは、貧しいねずみマシューとその両親が住む屋根裏、美術館、
    そしてタイトルとなっているマシューの夢の中という、ごくごく狭い場所たちです。

    ですが、マシューが初めて訪れた美術館の中で“ここには せかいが まるごと ある”と思ったように、
    暗く寂しい屋根裏の一角で ガラクタたちが色かたちを表した途端、マシューの中で、突然世界が広がり始めました。
    マシューは美術館へ行った事、夢を見たことで自分の世界の鍵を開きましたが、
    案外こういう些細な事が、自分の世界を広げるきっかけになるのかもしれません。

    ですが、意思を持って行動しなければ、きっとマシューは貧しく寂しいねずみのままだったと思います。
    広い世界の鍵を開いたマシューは、置かれた状況に屈する事なく、絵描きになると決め、絵を書き続けました。
    そして、“ぼくの ゆめ”を掴みます。

    どんな状況にあっても、想像する事と行動する事
    この2つで、世界はぐっと広がるのだと思いました。

    投稿日:2013/07/02

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  • 絵と出会いで世界が変わる

    職人が言っていたことに、こんな言葉がありました。
    「目が良くなければ良いものを見極めることができない。だから、自分は身体の中で一番目に自信を持っている。」

    この言葉がすごく印象的だったのですが、絵本を読んでいて、マシューも職人の目になる瞬間が描かれているなと感じました。

    将来何になりたいかまだわからないマシュー。
    初めて美術館に行ったときに、目の前に広がる絵に魅了されます。
    絵への感動で満たされている最中、素敵な女の子と出会うのです。

    「ここに ある え、みんな すてきじゃない?」

    素敵な女の子が自分と同じ感動をしているなんて知ったら、そりゃもう絵に目覚めちゃいますよね!

    絵と女の子と出会いに感動しているマシューは、幸せな夢を見ます。
    目が覚めて夢だったことに落胆するのですが、その瞬間からマシューの世界は変わり始めて…。

    そう、このシーンがまさに、マシューの目が変化する瞬間。


    人はいつ目が変わるかわからないですね。
    自分が何に興味を持っているのか、どこにきっかけがあるかもわからない。
    子どもにはたくさんいろいろな物を見せてあげたい。
    けど、自分ももっと外に出ようと思いました。

    投稿日:2013/06/29

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  • 素敵なゆめ

    スイミー、くらいしかレオ=レオニさんの絵本は知らなかったですが、子供が産まれて、子供と本を読むようになってから色々手にするようになりました。
    こちらは、ネズミが絵描きになるまで、なった後のお話です。絵描きになること、親に反対されるかな?と途中心配しましたが、好きなことで大成できてよかったなと思いました。マシューの見た夢が幻想的で素敵でした。

    投稿日:2022/04/24

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  • 夢っていいな

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    ほこりだらけの屋根裏に住むマシュー。
    とても貧しく、両親からは医者になるようのぞみをかけられます。
    そんなマシューが美術館へ行ったことをきっかけに、絵と出会い、えかきになる夢を持ち。その夢をかなえていきます。
    自分でなりたいと思う夢を持ち、一生懸命夢に向かって努力する姿は素晴らしいです。環境ではなく、夢をかなえられるかは自分次第なのだと、マシューをみて思いました。
    親の立場から子どもになって欲しい職業もあるかと思いますが、やはり子どもたちには、マシューのように自分でなりたいものを見つけて努力して欲しいと思いました。そして、素敵な相手を見つけてもらえたら、嬉しいです。
    幸せなマシューの姿を見たら、将来に対して明るい気持ちになりました。

    投稿日:2020/06/07

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  • 美術館で目覚めた未来

    『MATTHEW ’S DREAM』が原題。
    えかきに なった ねずみの はなし、と副題にあります。
    表紙からカラフルな色が印象的です。
    殺風景な屋根裏に住んでいたねずみのマシュー。
    ある日、クラスメートと行った美術館で、深い感銘を受けるのですね。
    なかでも、抽象画に惹かれたマシューは、絵描きになりたいと思うのです!
    楽しい色と形でいっぱいの絵。
    この感性が素敵です。
    レオ・レオニ本人の気持ちかもしれませんね。
    小学生くらいから、この感性、感じてほしいです。

    投稿日:2020/01/23

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  • 気づかされる

    屋根裏のガラクタが、マシューに違って見えた場面に読者の私もはっとしました。
    言葉は少ない絵本なのに、ゆめという大きなテーマを、的確に表現しているように思えたからです。レオ・レオニの絵本にはいろいろ気づかされます。
    大人ですが、「ゆめ」についてあらためて考えるきっかけになりました。

    投稿日:2016/09/27

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  • 初来の夢を大切に

    マシューの 両親は、将来何になったらいいか 考えています。 でもマシューにはまだ わかりません?

    ある日 みんなと美術館に行って いろんな絵をみました
    そこで見た 絵 本物の絵はわからないものもありましたが・・・

    ニコレッタという女の子との出会い  夢をみて そして
    自分の本当の夢を見つけたのです

    子供は じっくりと いろんな経験して 自分の将来を決めていくのですね

    このお話はそんな意味で いいお話ですが・・・芸術家になるのはなかなか大変でしょうね 才能があるのかな?
    好きなことをいつまでも温めているのはいいものですね

    投稿日:2013/09/28

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  • 「ゆめ」

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子6歳、男の子5歳

    子供の体験させること、実際に見せることは大事なことなんだなと親としては改めて思いました。
    何をしていいのか、夢なんてまったく分からなかったマシューは、ある日連れて行かれた美術館で芸術に触れました。芸術に触れたことで、マシューの中で何かが目覚めたのです。
    それからというもの、ただのガラクタだと思っていた、家の自分のスペースのモノたちも、色鮮やかに、なめらかに見え始めました。
    ずっと眠ってはいたけれど、マシューの中には絵描きの素質があったからこそ、マシューは気づかないうちに新聞や本や壊れたランプを集めていたのかもしれないなと感じましたね。
    ただひとつ、ニコレッタの存在は一体どういう意図があったのかが、私にはよく分かりませんでした。ただのマシューの恋?ゆめとは違う話?ニコレッタが「絵が素敵」と言ったからマシューは目覚めたの?
    うーん。やっぱりよく分かりません(^^;
    これは子供へというよりも、「親」が読む絵本かもしれませんね。

    投稿日:2013/08/14

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  • マシューの見た世界とは…

    ほこりだらけの屋根裏にねずみの夫婦が住んでいた。ひとりむすこがいて、その名はマシュー。ねずみ一家はとても貧しかったが、マシューに大きなのぞみをかけていた。マシューがなりたいものとは…
    「世界っていうものを見てみたい。」
    というが、その意味がよくわからなかった。そして、あるとき、その先にあるものが見えた。これこそが、作者の考える世界なのか、求めるものなのか、なかなか奥の深い世界に脚を踏み込んだような気持ちになった。そて、マシューの描く絵が何を指しているのか、想像を膨らませることができた。気になるのは、ニコレッタの存在。

    投稿日:2013/07/10

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  • ゆめはかなうもの

    コラージュで描かれているねずみたちがかわいい!本当にやりたいことを見つけることが生きていくのに大切だということを、分かりやすく教えてくれます。マシューが抽象画家になったのもおもしろい。美術館には沢山の想像するヒントがあるようです。

    投稿日:2013/07/05

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