もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
まほうのさんぽみち(評論社)
絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。
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息子が保育園で読んでもらったことがあるようで、図書館で借りてきました。 こちらの絵本はリトアニア民話らしいのですが、どんな絵本かと楽しみにしていましたが、なかなか読み応えのあるおもしろいお話でした。 悪魔が悪い奴なのかと思いきや、なかなか素直でかわいらしい悪魔で、最後まで応援したくなりました。
投稿日:2024/03/02
パンのかけらを貧しい男から盗んだちいさなあくま。ところがほかのあくまたちに怒られ、罪を償うことになります。ここのあくまたちはいいもの…?なんだか一般的なあくまのイメージとは違うなと思いました。 いいものわるものがはっきりしたお話でわかりやすいです。 いいお話ですね。
投稿日:2017/12/11
私が小さい頃に読んでもらった記憶のある絵本です。 特別好きというわけでもなかったのですが、たまたま手に入ったので4歳の息子に読み聞かせたところ、いたくお気に入りになりました。 ストーリーは昔話ということで、主人公と悪役がはっきりしていて、窮地に陥る主人公が最後には勝利をおさめるオーソドックスなものです。 ただ、主人公を助けるのが本来なら悪い存在であるはずの悪魔というのが面白いですね。 堀内さんの絵の素晴らしさとあいまって、悪魔くんもとてもかわいく見えてきます。 やはり、この手の悪者やっつける話は特に男の子には痛快なのかもしれません。 色々なタイプの昔話を読み聞かせてやりたいと思っているのでよかったです。
投稿日:2014/05/07
図書館から借りてきて、4歳と9歳の娘たちと読みました。 とても貧乏なきこりのお弁当の小さなパンを盗って来た小さな悪魔。 大きな悪魔たちはかんかんに怒って言いました。 「今すぐ謝りにいって、お詫びのしるしにきこりの役にたつことをやってこい! それまでは帰ってくるな!!」 小さな悪魔はきこりに謝り、沼を見事な麦畑に変えていきます。 しかし出来上がった麦畑の噂を聞いた地主がやってきて・・・。 タイトルからしてどんなお話なんだろう?と思っていましたが、 小さな悪魔も大きな悪魔も、いわゆる「悪魔」のような 悪いことをする存在ではなかったことに驚きました。 とっても優しくて純粋で、とても魅力的な悪魔でした。 小さな悪魔の働きっぷりと小気味よい知恵に胸がスカッとします。 強欲な地主の方が、よっぽど悪魔みたいでした。 最初はなんとなく怖いお話を想像していた娘たちも、 優しい悪魔のお話に完全に惹き込まれていました。 最後に大きな悪魔たちに褒められて照れているような小さな悪魔の姿に 娘たちと「良かったね(^^)♪」と笑顔になった一冊でした。 自宅の本棚に並べたい一冊になりました。
投稿日:2013/09/07
貧乏な木こりのパンを盗んだ小さな悪魔。 それを知った大人の悪魔たちは小さな悪魔をしかりつけます。 そして償いに木こりの役に立つことをしてくるように指示します。 この絵本に出てくる悪魔は、 完全悪の悪魔というよりはいたずらものの妖精といった感じ。 むしろ人間の世界を牛耳る地主のほうが、 よっぽど非道で、たちが悪い。 頭の回転も速く素直な悪魔。 なんともかわいらしく、頼もしい。 誠実な木こりとのコンビが 地主をギャフンとさせるのは痛快です。
投稿日:2011/11/20
もうすぐ5歳になる息子に何度か読んでいます。 最初にパラパラと息子が絵を見たとき とても怖い絵だったからか、読まないで!と言ってきました。 けれど「ママと一緒だから大丈夫だよ」 と伝え読んだところ、あくまは怖いどころか とってもやさしく、息子も安心して最後まで聞くことができました。 こういう絵が怖そうな絵本は、子供が積極的に読まないだけに 親が一緒に読んであげて、安心させてあげるのがいいなとつくづく思います。 この絵本はリトアニアの民話なのですが、難しい内容ではなく とても読みやすかったので、子供もとっつきやすいと思います!
投稿日:2011/11/18
民話や昔話の絵本を、多く読み聞かせてやりたいと思い、 やっぱり定番の福音館書店のものから選ぼう、と手に取りました。 貧しい木こりのお弁当であるパンを盗んでしまった 小さな悪魔。 さて、悪魔なだけに、悪いことをして褒められるのか、と思いきや、 でも、大きな悪魔たちは、「今すぐ謝りに行け。何か木こりの役に立つことをするまで、帰ってくるな」と小さい悪魔に言い渡します。 なんていい悪魔たち! 木こりは、小さな悪魔に「なにか言いつけてください」と言われ、 地主が持っている沼地を干して、麦畑にしてほしいと頼みます。 強欲な地主に奪われそうになりますが、 知恵を使って取り戻し、地主はびっくりして死んでしまいます。 リトアニアでは、悪魔は邪悪なものではなく、妖精とかエルフに近いのだそうです。 昔は、カトリックではなく、独自の精霊を祀ったりしていたそうなので、そのあたりの文化も影響しているのかも。 また、一見悪いことでも、ユーモアでポジティブにとらえたりする気質があるのだとか。 このお話に通ずると思いませんか? こんな悪魔だったら、日本にもいたらいいですよね☆
投稿日:2011/03/05
リトワニア民話の再話です。 貧乏なきこりのパンを盗んだ小さなあくまが、大きなあくま達に怒られて謝りに行き、お詫びに沼地を麦畑に変えるお手伝いをします。 しかし、沼地の持ち主である地主に麦を全部取られてしまいますが、ちいさなあくまの機転で取り返すことができてきこりは裕福になり、あくまは許してもらって家に帰ることができます。 4歳の子供には、機転を効かす場面など話の展開事態はあまりわかっていないようでしたが、あくまはみんな悪いと思っていたのが「人のものを盗むのは良くない」と怒る場面に「あくまさんも優しいんだね!」と感動していました。 もう少し大きくなって、このお話の意味を深く理解できるようになればいいなと思いました。
投稿日:2010/04/06
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