私には、あまりに有名な絵本って、すぐに読んであげたくなる本と、母なる私がうーんと二の足を踏んで読み損ねる本とが長い子育てに中にあったような気がします。この絵本は後者でした。度々紹介される有名な絵本として目にする機会が多い為か、実は読んでいなくても読んだ気になってしまっていたのかもしれません。先般映画になったのきっかけに読んでみようかという気になり、手にしたものです。あっという間に、5つ☆をつけてしまいました。子供たちのいつ何時にでもふうっと空想の世界にいってしまうアノ感覚がまさに絵本になったような不思議な絵本でした。私が一番びっくりしたのは、世界中で訳されているということはこの”子供の感覚”が世界共通であるということです。もちろん6歳の息子もあっという間に怪獣たちのいるところへ行ってしまいますし、ふらっとママっと言って帰ってくる、こんな短い大切な時期を大切にしたいと思って読みました。文字の無い、かいじゅうたちと王様マックスの絵が素敵でした。