「ベーコンわすれちゃだめよ！」 ８歳のお子さんに読んだ みんなの声

メモなしで、こんなに買い物を頼まれたら・・・、現実で自分の身におきかえてみると、頭がこんがらがりそうですが、絵本なら・・・と考えると、なんだか楽しいことが待っていそうで、読む前からワクワクしてきますね。

買い物にでかけた男の子は、買うものを忘れないように、頭の中で何度も繰り返しながら進んでいくのですが、読み手の期待どおり（笑）、通りすがりに見たものに影響されて、その内容がちょっとずつ変わっていく様子ににんまりしてしまいました。そうそう、こうでなくっちゃ。

原文を読めたら、韻もふんでいて、読むリズムも楽しめたり、おもしろさも倍増なんだろうなと思います。

ハッチンスの作品でこのお話はまだ読んでいないなあと思いました。

日本の笑い話でも、買いものに行く子どもがぶつぶつ言っているうちに違うものになってしまうというものはありますね。

そうかと思いきや、一味違った終わり方でおもしろかったです。「ミリー・モリー・マンデー」にもお買いものにまつわる似た感じのお話があったなあと思いました。

でも、こちらはエンドレスな感じもしますが。

ハッチンスらしい楽しいお話だなあと思いました。

　低学年へのおはなし会で読み聞かせを聞きました。　
　日本語訳では英語の韻をふむことば遊びの面白さが欠けてしまうというのに、ストーリーの展開だけでも子どもたちに喜ばれた絵本でした。
　「あんころもち」を言い続けているうちに、違うものになっていくお話と似ているかと思うとそうではありませんでした。
　ベーコンだけは忘れていなかったのに、結局ベーコンだけ忘れちゃうというオチに低学年がはまっていましたよ。