愛犬の死をただ悲しむ内容でなく、
愛犬が老衰し、だんだん衰えていく現実を主人公がしっかり見つめ、
真摯に受け止め、自分が今できることを懸命に行い、
最後の死をもしっかりとうけとめるという過程が
すばらしいと思いました。
私たちは、とかく、目の前にある大事な物に気づかなかったり、
軽視していたり、日々の生活をただ漫然と送り、
その瞬間を大切にすることを忘れがちです。
でも、この絵本を読んで、いかに、自分の気持ちをしっかりと伝えておくことが大事か、日々の生活を大切におくらなければならないかを再確認しました。
突然、大切な物が目の前から消えてしまっても、後悔しないように・・・
私のお気に入りの台詞は、
ぼくだって、かなしくてたまらなかったけど、
いくらか、きもちがらくだった。
だってまいばんエルフィーに
「ずーっと、だいすきだよ」っていってやっていたからね。
精一杯向き合った結果なのだと思います。
これは、私も多いに学ぶべき点でした。