おにぎり、サンドイッチ、パン、等の♪美味しそう♪な絵本は子どもが大好きなジャンルで、この本もそれを求めて読んでみたのですが、
この『ちびころおにぎりなかみはなあに』の本は、美味しさを売りにしているというよりも、物の役割を分からせる第一歩の本、という印象でした。
例えば、
・出来たおにぎりは竹かごに入ります。
・フライパンやお鍋はどんな音がするのかな?
・冷蔵庫には、冷凍庫というもっと冷たい場所があります。
・具の原型は意外な物?!
等など、子どもが名詞を覚えることよりも、
これは何するものなんだ??というのを易しく教えるのに適していると思いました。
かといって、教え込もう!というような雰囲気の絵本ではなく、
ところどころでくすぐったいようなカワイさもあります。
(可愛すぎるジャンルは嫌いなのですが、これは程良かったですよ。)
家の子どもも何回も何回も読みたがり、
『かわいらしい語感』の部分を可愛らしく読んだり、
主人公のちびころおにぎりに共感してみたりととても楽しんで読んでおりました。
子どもも楽しんでいる間に○○とは△△するような物なんだなぁ、と
いつのまにか身についていきそうな絵本でした。