先日、5歳孫娘が殴り書きの絵を見せて、「うさぎの絵だよ!」。
わるいけど、どう見てもうさぎにみえない。大きな円の周りに乱れた曲線が沢山。
しばらく見ていると、そうでした。「9ひきのうさぎの」の表紙の絵。
3歳になる前、毎日絵本を読むのが習慣化したころ、「せなけいこフェア」のシール集めの楽しみもあって「せなけいこ」絵本を盛んに読みました。そのうちでも強く印象にのこったのが、この一冊だったのでしょう。
すてきなことを考えた1ぴきのうさぎが、2ひき、3びき、・・・、となかまを増やし、とうとう9ひきに。ひとけた目一杯の9。当時の孫娘にとっては、充分、「沢山」だった?
すてきなこととは、たろうのはたけのキャベツをのこらず食べてしまう事!
ここまでは、みーんなニッコニコ。
ところが、いいことばかりは続かない・・・。
しかし、最後は、おもちゃのうさぎの知恵によって、めでたしめでたし。
「せなけいこ絵本」で、孫娘に繰り返し読まされた「おひさまとおつきさまのけんか」の対極にあるといってもいいのかも。楽しさと優しさ、許し、知恵の有無。(戦争と平和)