「ほんとうのことを いってもいいの？」 １０歳のお子さんに読んだ みんなの声

言っていいこと悪いことがあります。
ひと言が相手を傷つけることもあります。
本当の事をずけずけ言ってしまうと、人間関係が損なわれていくよという、警告のようなお話です。
思いやりのことを学ぶとしたら、本当の事を言うかどうかという話とは違うような気もしました。
そういう意味では、意地悪な本です。

ウソをついてはいけませんと叱られて私は、これからは本当のことだけを言おうと心に決めた。ところが、言わなくてもいいことまで言ってしまって、みんなに嫌われてしまう。なんでもかんでも本当のことを言えばよいのではないということを教えてくれるお話。

小学５年になった１０歳の息子と読みました。

嘘をつくのは、もちろんいけないこと。
ではこれからはずっと本当のことだけを言おうと心に決めた女の子の、
KYなほど正直発言が波紋を呼ぶストーリーです。

難しいね。
本当のことなら全て言ってもいいのか？
それは違うよね。
ということを、なかなか説明は難しいのですが、
女の子のお母さんがうまーく教えてくれています。

１0歳の息子と読んだものの、
この絵本は５歳長女と読むべきだったかな・・・と
読んだ後に思いました。

とにかく思ったことをすぐ口に出してしまう５歳の長女。
悪気がないのはわかるけれど、その発言で
悲しい思いをする人がいることもあるんだよ、と、
この絵本なら私よりも上手に教えてくれそうです。

なかなか口で言って教えるのは難しいことを、
ストーリーで教えてくれる素晴らしい絵本。
我が子のKYぶりに困ったら、是非この一冊がお勧めです！