3歳8ヶ月の息子に読んでやりました。おじいちゃんと孫(男の子)のお話のようなので読んでみました。一緒に暮らしているのでしょうか?おじいちゃんと孫のとても温かい関係を綴った一冊です。
じいじが植えた桜の木をときどき孫のちびすけと一緒に手入れにいったり、散歩がてら山にはいっていろいろな遊びをしてきます。時には雨に降られ、雨宿りしたり。自然にも遊ぶところがたくさん。ところがじいじが病気で倒れてしまい、寝込んでしまいます。桜の木やいろいろなものにじいじの回復を祈るちびすけ。その甲斐もあったのか、なんとか元気に。そして二人でまた満開の桜をみに行きますが、その夜静かにじいじは息を引き取ります。その後もその桜の木は大切に守られ、町で桜まつりをするようになったというお話です。
うちの息子にはとても新鮮なじいじとの関係に映ったらしく、自然の中で遊べる様子にとても興味を示していました。また、「ちびすけ」とも呼ばれているので、親近感もあったみたい。でも、じいじがなくなってしまったのにはちょっと悲しそうな目。なくなった様子を綴ったシーンはないので、あまり子どもの心に大きな影響を及ぼすことはないと思います。
じいじがなくなったことより、じいじとの思い出を回想しているようなタッチの絵なので、とても温かみを感じる一冊ですよ。