うちの娘もおじいちゃんっ子なので、読みながらどうしても
「じいじと娘」が重なってしまい、最後は涙声になってしまいました。
じいじは、まだまだぴんぴんしていますし、我が家の家庭菜園の
すみっこにあった桜の木は「邪魔だから」という理由でさっぱり
切り倒してしまうようなじいじです。だから、この絵本のじいじとは
もちろん全然違うのではあるけれど。
だけど、もしじいじがいなくなるようなことがあれば、娘はひどく
悲しむだろうなあとか、勝手に想像してね(じいじが訊けば憤慨すると
思うのですが。笑)。
桜・・っていうのがね、まただめよね。日本人にとって、たぶん桜は
特別なお花だから、心が揺さぶられてしまうのよね。
絵本を読み終えた後、娘も「いいお話だったね」としんみり(涙は
見られていないと思うのですが)。
そうして「でも、ゆうたんはじいじって呼ばずにじいちゃんって呼ぶ
よね」と。きっと、娘にとってのじいじは「じいちゃん」だから
この絵本の「じいじ」のようにいなくなったりはしないのだ。そう思い
たくてそんな風に言ったのじゃないかなあって思います。
桜を見に行きたくなります。
春の絵本として手元に置きたいな。