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ありがとう、フォルカーせんせい」 大人が読んだ みんなの声

ありがとう、フォルカーせんせい 作・絵:パトリシア・ポラッコ
訳:香咲弥須子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2001年
ISBN:9784265068067
評価スコア 4.84
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  • 【再投稿】学習障害を考える

    パトリシア・ポラッコの体験として書かれた絵本です。
    文字を認識できないというLD(学習障害)が、当事者にどれだけ重くのしかかることなのかを考えます。
    馬鹿にされたり、いじめの対象になるだろうということは、容易に想像できます。
    幸い主人公のトリシャ(ポラッコ)は、フォルカー先生という救世主との出会いにより、障害を克服することができました。
    今、初等教育や中等教育では、支援学級や支援学校ができています。普通学級であっても授業についていけない子に対して、サポート体制もあるように思います。
    だからといって、トリシャのように奇跡を起こす人ばかりではないことも知っています。
    何よりも、子どもたちの誰もが、阻害されることなく、可能性を大切にインクルーシブな社会にいる権利があることを認識することが必要なのでしょう。
    学習障害、知的障害を持った利用者さんたちと時間をともにしていると、このような絵本は、重要な参考書です。

    投稿日:2024/04/16

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  • 学習障害

    トリシャのように、LD(学習障害)の子がいることを知らない子や大人もいると思うのでそんな子もいることを知って理解できるよい絵本だと思いました。フォルカー先生のように、トリシャの得意な絵を多いに褒め、苦手なところをトリシャにあったやり方でゆっくり教えてくれて不得意だった文字や文章にも自信が持てるようにしてくれて本当によかったと思いました。トリシャが虐めらレ手いる時にフォルカー先生が、「やめなさい!きみたちは人を馬鹿にするほど自分が偉いと思っているのかい?」に、凄く泣けてきました。フォルカー先生に”感謝”です。

    投稿日:2018/09/16

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  • 実話に感動

    今では教育現場では知られている学習障害ですが、作者が子どもの頃には知っている先生は少なかったようです。
    その立場の子どもの苦悩がひしひしと伝わってきます。
    周りの大人が、どう寄り添ってその苦悩を分かってあげることの大切さをあらためて感じました。

    素晴らしい大人との出会いで、子どもは救われるのですね。
    子どもの声に丁寧に耳を傾けるそんな大人になりたいです。

    本を読み始めるときの儀式がとても素敵でした。

    最初と最後のページの文章の文体ですべて書かれていたらよかったと思いました。

    投稿日:2014/12/08

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  • 学習障害について

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳、女の子0歳

    学習障害というのがあるというのは知っていましたが、他人事感がありました。
    周りも自分も頭が悪いと思ってしまうのはリアルですね。
    実話っぽいなーと思って読んでいたら、作者の実話だったのには驚きました。
    学習障害をのりこえて、字の読み書きができるようになっただけでもすごいと思うのに作家になってしまうとは!
    フォルカー先生のような素晴らしい先生はなかなかいない気がするので、この出会いがあって本当にトリシャは幸せですね。もちろん一番頑張ったのは本人だとは思いますが。

    投稿日:2014/03/02

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  • 相手を理解することの大切さ

    • てるお〜さん
    • 40代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子10歳、男の子7歳

    読み聞かせ学習会で実際に大人が読み聞かせてもらいました。
    学習障害にある子どもの大変さを知り、それを理解して対応できる家族や大人が必要であると感じました。
    頭の良い子どもにとっては全然勉強ができない友人を理解することは難しい。
    この本を通して、相手の良いところ、不得意とするところを理解できたら、いじめ問題もなくなっていくのかなと思いました。
    読み聞かせでは重いテーマですが、今の子どもたちには読んでもらいたい一冊です。

    投稿日:2014/02/10

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  • すべての子どもには、

    守り、信じ、励まし、愛してくれる大人が必要なんだ。

    トリシャにとってのおばあちゃんやフォルカー先生のように。


    読み終わった時、そう感じました。

    この絵本は、素晴らしい絵本です。

    すべての大人に読んで欲しいです。

    特に、親や先生には、ぜひ。

    そして、色々な障害やいじめに悩んでいる子どもたち、

    いじめをしてしまっている子どもたちにも読んで欲しい。

    わたしにとっても、気づきの多い、心に残る絵本でした。


    最後、ついに本を読めるようになったトリシャが、

    本と蜂蜜の瓶を抱きしめながら涙をぽろぽろこぼすシーンには、

    胸が熱くなりました。

    なんだか、本を読むことの素晴らしさを、

    幼いトリシャから改めて教えてもらった気がします。


    「ハチミツは あまーい。本も あまーい。
     
     よめば よむほど あまくなる!」 



    世界中のすべての子どもたちが、

    心からそう思える世の中になるよう、

    わたしにもできることを少しずつやっていこうと思います。


    まずは、我が子と楽しく絵本を読んでいこう!

    本との楽しい思い出を、たくさん作っていけるよう、

    わたしにできるサポートは、なんでもどんどんしていこう。

    守り、信じ、励まし、愛する大人になれるよう、

    子どもの心と向き合いながら生きていこう。

    投稿日:2013/07/04

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  • みんなと違うことは素敵なこと

    • なお&かずの母さん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子19歳、男の子16歳、男の子6歳

     本を読むのを楽しみにしていたトリシャは、字がくねくねとした形にしか見えず、どうしても読むことが出来ません。

    読み方を笑われて学校が嫌いになります。でも新しく来たフォルカー先生はトリシャの悩みに気がつきます。  
     
    この物語は作者の自伝で、読めずに下唇を突き出す顔や颯爽と登場する先生など臨場感にあふれています。

    「みんなと違うことは素敵なこと」という祖母の言葉が心に染みます。この言葉を幼い時に大好きなお祖母ちゃんからかけてもらったから、トリシャは頑張れたのだと思います。

    投稿日:2011/08/13

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  • 学校という社会の中で理解するべき障害は

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    一言でいうと、LD障害(学習障害)を持ちながら、理解のある先生との出会いにより、LDとの付き合い方を会得した作者の自伝です。
    作者は現在絵本作家やイラストレーターとして大成しています。
    私が子どもだった頃は“障害”に対して先生も同じ年頃の子どもたちにも全く理解がなく、いいいじめのカモにされていたような気がします。そして、学年にそんな子は必ず一人か二人いました。
    今ではさすがに、学習障害などの障害に対する認識が大分理解されるようになったと思いますが、
    それでも学校等カテゴリーの中で、彼らが生きていくのは窮屈そうに思えてなりません。
    “障害”に限らず子どもたちが自分らしく楽しい集団生活や勉強に対する好奇心を育てることができるようになったら、本当に理想的な『学校』なのかな〜と、思います。
    ナビのメンバーの方が数名、高学年に読み聞かせをして好評だったと書いていたので、私も近々高学年の子どもたちに読んでみたいな〜と考えています。

    また、後書きとして上野一彦・日本LD学会会長)からの説明が載せてあります。この後書きを読むと、物語の内容が更によく理解できます。

    余談ですが、あの「トム・クルーズ」も実はLD障害で、台本は家族や恋人に読んでもらった覚えていたとか……。
    世界の偉人たちは、それぞれその人を陰ながら助け導いてくれた人がいたんだろうな〜と、改めて感じました。

    投稿日:2011/08/07

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  • 希少な先生との出会い

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    以前に「よめたよ、リトル先生」という、ADHD=注意欠陥多動性障害の作者の自伝を絵本にしたものも読んだことがあります

    今回はLD(学習障害)であった作者の自伝のお話です
    どちらも普通の教育現場では、単に勉強ができない子として、見過ごされかねない出来事です
    日本においては特に義務教育の現場では、先生の余裕がなさすぎのように感じてなりません
    枠の中からはみ出した生徒を問題視しても専門的に当たる先生がいないのが現状なのでしょうか・・・・

    先日尾木先生が「日本は教育に国がお金をかけていない」と言われてましたが、強く心に残りました

    フォルカー先生のような希少な先生に出会えた作者は、本当に幸福だと思います

    家族だけでは解決できないこと・・・・
    支えあってこその未来の宝である子どもたちの成長を本気で願う、国になってほしいです

    投稿日:2011/06/24

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  • 大人の責任

    この絵本を読んで、字が読めないことで、ここまで当の本人は追い詰められるのかと
    改めて知らされました。そして、字が読めることの喜びも教えてもらったような気がします。

    先日、モンテカルロ・テレビ祭で俳優:渡辺謙さんが出演の単発のTVドラマ「塀の中の
    中学校」が賞を取りましたが、その中の渡辺謙さんの役が、LDではないけれど諸事情から
    学校に行くことが出来ず、字が読めなくて周りからさんざん長年にわたって馬鹿にされた結果、
    その馬鹿にした人を殺してしまったという役でした。

    本当に、その当人の性格によって、自分自身を攻める人・相手に攻撃的になる人と分かれる
    のでしょうね。トリシャがフォルカー先生に救われて本当によかったです。
    少なくとも大人は、学習障害について早く気付いてあげないといけないと、しみじみと
    思いました。

    投稿日:2011/06/20

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