「ええところ」 １０歳のお子さんに読んだ みんなの声

４年生のクラスの読み聞かせで読みました。
関西弁なので、ネイティブの方が読むと、登場する女の子たちのことばに表れている思いがぐっと聞き手に伝わると思います。
私は、関西弁ができないにもかかわらず「へたでごめんなさい」と言って読んでしまいました。どうしても読みたかったのです。女の子たちの気持ちの揺れや友情の育まれ方、心の成長などがこの一冊にあふれているから。
この本を読むと、自分の存在価値がちゃんとあることを確認できるし、同じ気持ちを友達にも感じてほしいと思うでしょう。相手を思いやる気持ちってこんなふうに生まれるんだなって、親の立場から読んでも学べる部分がいっぱいあります。
また、この絵本は、絵が魅力的です。淡い配色とはっきりした線がレトロ感と今風さを醸し出していて、女の子だったらみんなお気に入りになると思います。
おすすめです。

この作品は子供達が通う学校の図書の先生からの紹介で知りました。

チョット娘が、友達関係等で疲れていた時に読んでみたのですが、
自分に置き換えて感じる物が有ったらしく
｢私の良い所って何？？｣と読み終えてから最初に発した言葉でした。

いくつかの褒め言葉？を上げてあげたら｢安心｣したのか顔つきも穏やかになっていました。
（私も感情が入り過ぎ、涙ぐんでしまいました）

お話は1年生が主役になってますが、低学年だけ対象作では無く、
高学年・中高生・大人の人、それぞれの時に読み返しても、また違った感じ方が出来て長い時間楽しめる作品に感じました。