ヒトは、みな違っていて。だから、人生もそれぞれ。
ひとりひとりに、ひとつずつの物語があるのだなあって思いました。
波瀾万丈の壮大な物語もあれば、平穏無事で淡々とした物語も
あるかもしれないけれど。
さだまさしさんのおばあさんの人生は、こうして読んでみると
波瀾万丈だったのだろうなと思いましたが、それを苦もなく、いえ
むしろ楽しんで語っているように思えてすごいです。
そんなおばあちゃんだからこそ、まごのために、素敵なおにぎりを
にぎってあげることができて。でも、まごは(やっぱり子どもだから
ね)、おばあちゃんのあれこれを考えるような気持ちの余裕なんて
持っていないだろうから、せっかくのおにぎりを喜んでうけとる
ことができないのですよね。さださん、でも、すぐに気づけて
よかったな。
このおばあさんがいなければ、さださんもいなくて、さだまさしの
素敵な歌もこの世には生まれていなかったのだなあと思うと
感慨深いです。